おせっかいお悩み相談【隣の赤ちゃんがうるさくて困っている受験生】
※この記事は4500文字くらいあります。長いです。
おかげさまで今朝の記事が「人気エントリー」に入りました。
ありがとうございます。
いつもははてなブックマークなんてほぼ見ないのですが、自分のブログがどんなふうに見えているのか見てみたくて今日はやたらにのぞきに行ってます。
そこでずーっとトップにあがっているこちらを読んでみました。
私ははじめにこれを読んだとき、とてもむかつきました。
おまえだって赤子だったんだよばかやろう、と思い、実際にそう書き込もうと思ったら「みんな赤ちゃんだったって言われてもそんな当たり前のこと知ってるし何の解決にもなってないよね」とかいうコメントがすでにあり、まさに先手を取られた状態で書き込めなくなりました。
そこでどうやったらこの問題が解決するのかを私なりに考えてみました。
余計なお世話です。完全に。
わかってます。
そんなことわかってます、と私が言いたい。
でもおっさんってそんな人種です。おっさんも理解してあげてください。 相互理解から愛は生まれます。おっさんに愛を。
なのでどうやったらこの問題を解決できるのか考えていきたいと思います。
みんなの意見は?
みなさんの意見をおおまかにまとめてみます
・苦情を言うべき(やり方多数)
・わかるわかるかわいそう等(単なる感想)
・そんなメンタルじゃ受験失敗する、失敗してしまえ
・音源ではなく受け手側で音が聞こえなくなる対策をすべき(耳栓・ヘッドフォン・他の場所で勉強する等)
・赤ちゃんは泣くのが仕事(あきらめろ)
・いやがらせをする等過激非合法行為推奨
・親です、赤ちゃん泣いててごめんなさい
・釣り
・増田さん?って誰?(これは私の感想です)
とまあ、ざっくりこんなかんじでしょうか。
基本的には「赤ちゃんの泣き声」を音源からか受け手側かとにかくどちらかなくしてしまうことが解決策、あとは感想とか謝罪とか同情とか解決するためではなく、投稿者がどこかに掃き出したいという気持ちへの反応です。
私が気になったこと
ざっと見ただけなので、もしかしたら違うかもしれませんが
「赤ちゃんと仲良くなる」
ことを解決策として提案してる人は一人しかいませんでした。
「赤ちゃんあやしてみたら?」という意見です。
これがいちばん好きです。私の解決案も似ています。
私はご提案する解決策はこちらです。
・お隣さんと仲良くなって、赤ちゃんと仲良くなる
どうでしょうか?現実的じゃないとあなたは言いますか?
理想論だと笑いますか?おまえがやってみろと私をなじりますか?
目的からやらなければいけないことを割り出す
何のために受験勉強をしているかということを考えると最大の目的は大学受験に合格することです。当たり前です。
ではその目的を果たすためにあなたがしなければいけない事はなんでしょう?
まず第一に受験に受かるための知識なり学問なりを身に付ける事です。これも当たり前です。
では合格するための知識を身に付けるためには何が必要でしょうか?
これはまず膨大な知識を身に付けるための環境を整えることです。
この受験生が主張してることも大まかにはこれです。
「勉強できる環境じゃない」
環境整えて受験勉強の最大効率化を測れば合格する可能性が高くなります。
そのために隣の赤ちゃんがうるさくて勉強に集中できない、よく眠れないと言う状況を回避しなければいけません。
ただそれを「赤ちゃんのせい」「泣き止ませない親のせい」にしていたのでは自分から問題を解決することはできないです。
だってそれは他者のことだからです。
あなたには他者を変えることはできません。
誰にも他者を変えることはできないのです。
重要なのでもう一度言います。
他者を変えることはできません。
ここに目を向けてしまうとだいたいの問題は解決できません。
原因は赤ん坊の泣き声という「騒音」なので、つい騒音をなくすことに目が行きがちです。
もちろん騒音をなくすことが目的なので、耳栓をつける、赤ちゃんを泣かないようにすると言うのは1つの方法ではあります。
でもその解決方法は効果の面であまり期待できないのではないでしょうか。
それよりも赤ちゃんの泣き声が聞こえても支障をきたさない精神状態になることの方がはるかにいいです。
そのためにできるであろう私の提案は簡単に言うと相互理解です。
受験生は隣の部屋に赤ちゃんがいることを理解する。
赤ちゃんがいる親は隣の部屋に受験生がいることを理解する。
受験生は昔赤ちゃんでした。これはもう絶対。泣いたか泣かなかったかは知りません。
赤ちゃんはこの先受験生になる可能性が高いです。大学受験をするかどうかは知りません。
受験生は大学に受かるならば、この先家庭を持って子供を持つ可能性が高いです。
その子供が大学受験をする可能性も高いです。
つまり受験生も赤ちゃんも赤ちゃんの親も受験生の親もみんなどこかで通る道です。
誰も悪くない。
それぞれの立場での言い分があるだけです。
だから我慢しろと言っているのではありません。
だからお互いに理解することが解決する方法だと言っているのです。
受験生はちゃんと勉強して大学に合格するために勉強する環境を整えなければなりません。
余計なことさせんなよ、おれは1分1秒でも多く勉強したいんだと思うでしょう。
私もそうでした。
思って当然です。
でもあなたが大学に合格するための勉強時間を取るためには、赤ちゃんの騒音をなくす、あるいは泣いてても平気になるために何かをするということは大学受験成功のために必要なコストです。支払うべき代償です。
そもそも隣の赤ちゃんが泣かなければそんなコストかける必要なかったじゃん、完全に余計な手間じゃん、と言うでしょう。
それはその通りです。
その通りだけれども、その主張は正しいんだけれども、それで受験に失敗していいことありますか?ないよ。
これで受からなかったらこの受験生間違いなく赤ちゃんとその親のせいにするよ。
そんでこの書き込みしてる時の精神状態なら結構な確率でヤバいことするよ。
そんなことしてさ、誰が楽しいの?
誰かしあわせになるの?
このブログのタイトル知ってるか、える
「しあわせかどうかはあなたしだい」っていうんだぜ、いいだろ?
つまり受験勉強する時間を削ってでも赤ちゃんが泣いていることが気にならない状態にもっていく事が必要なのです。
一見遠回りで無駄なことに思えると思いますが、実はそれができる人とできない人では結果が違ってきます。
必要なコストに目を向けられなければ最大の効果は得られないのです。
コストとか効率とか効果とかサラリーマンみたいなこと言ってんじゃねーと思うでしょう。
でもこの資本主義社会の世の中においてはこのコストとか効率とかが最も重要なのです。
私はこれを正しいとは言ってません。正しいと思ってもいません。
ただこの考え方が重要だと言っているのです。
なぜなら今のこの日本は資本主義社会だからです。
良い悪いを言っても何も始まらない。無駄です。コストかけてタスクこなして効率上げてコスパ求めて成果上がっても経営者だけがうまい思いするだけのウンコみたいな仕組みなんだぜ。
そして大学受験はそこに入る入り口でもある。
おい受験生よ、おまえはそういうウンコな世界でやっていくために今勉強してんだよ。おまえうるせえ消えろ、じゃそのウンコでやっていけないんだよ。
ウンコの中でおれは歯食いしばってやってんだ。40過ぎて月給20万で週休1日なくて誰にも文句言わずにやってんだよ。いいか、おれのスペック教えてやるよ、
一流大学卒東証一部上場企業営業商品開発部アメリカ留学英語話せてエクセルワードパワポは当たり前イラレとフォトショ使えてCADひけてインテリアコーディネーター事務部門統括だよそれで月給20万先月休み2日だよ。
というなんかウザいおっさん来ましたが、赤ちゃんの泣き声に文句言っても大学合格はしません。余計な手間以外の何物でもないですが、それに対処しないと目的は達成できないのです。
確かに吐き出したいでしょう。文句のひとつやふたつ言ったっていいじゃない。
じゃないじゃないいいじゃない。それでいいじゃないいいいいいいい。知ってる?鹿賀丈史。
赤ちゃんの泣き声と言う騒音をなくし効率の良い勉強時間を確保することができるのであれば、なかなか効率が良い業務だと思います。コスパが高いです。
現実的にはムリだよねー
ではこれを具体的に達成するための方法を考えていきましょう。
いきなり隣の家のピンポン鳴らして
「すいません、僕受験生なんで赤ちゃんと仲良くしたいんですけど」
とか言ったら完全にヤバいです。アウトです。
でもまず親に言ってみるのはどうでしょう?
「おれさ、赤ちゃんの泣き声きついからいろいろ考えてみたんだ。で、例えば赤ちゃんの名前知るだけでもだいぶ違うかなって。もっと言えば、ちょっと赤ちゃんのご両親と話させてもらって、ちょっと仲良くできたらこっちの状況もわかってもらえるしおれもあっちの状況わかってきたら少しはよくなるかなって思ったんだけど、ちょっと助けてくれない?」
私には今7歳5歳の息子がいますが、こいつらがこんなこと言い出したらうるうるきます。
どうよ?これどうよ?
え?だめ?
すっごい長くなってしまいましたが、すっごい簡単に言うとこうです。
赤ちゃんともし仲良くなれたら泣いてても少ししんどさ軽減しない??
ああーまた泣いてるよー元気ええのー
と10回に1回でも思えたらちょっとよくない?
以上。
もう疲れた。
受験生よ、もし読んでくれておっさんの長い話聞きたいと思うならメールください。
toritamegoro@gmail.com
しあわせかどうかはあなたしだい。
ふしあわせかどうかもあなたしだいだよ。
どうか包丁持って隣の家に行ってくれるな。
そんなことしなきゃいけないような大事なことじゃないよ。大学受験なんて。
そんでその競争に勝ったって未来なんて誰も保証してくれないんだぜ。そういうウンコなんだぜ、今は。
おれのブログ読んでくれ。
おっさんの戯言だけれども、週休1日以下で魂込めて書いてんだ。
どうか誰かに届きますように。
おしまい
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