発達障害者でもできる!ビルメンの魅力とは


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どうも。むーです。

 

ぼちぼちブログも更新していきます。

 

9年間で7社も転職を重ねるという、

暴挙以外の何者でもない通称「ブラック企業渡り鳥」だった私、むーですが、

ここにきてなんと長く続けられそうな仕事にやっとありつくことができました。

 

その仕事とは・・・!

 

 

 

 

 

 

そう、設備管理(いわゆるビルメン)の仕事です。

 

 

 

ビルメン(設備管理)ってどんな仕事?

「ビルメン」とは「ビルメンテナンス」という職業の略称で、

建物の維持管理を行う仕事のことを指します。

 

具体的にはビルの設備の維持・管理、清掃、警備など、

ビルを安全・清潔・正常な状態に保つために必要な仕事を行います。

ざっくりいうと、学校の用務員のおじさん(おじさんの必要はないですが)

のようなもの、裏方で便利屋さん的な感じですかね。

私もこの仕事始めてまだ1年しか経ってないんで

たいしたことは言えないんですが。

 

老舗旅館の設備管理課

ビルメンにはいろいろな職場があります。

オフィスビル、商業施設(ショッピングモールとか)、病院、ホテルなどなど。

ビルの数だけビルメンが必要なわけですから当然ですね。

 

なかでも私が今勤務しているのは「ホテル」です。

 

この「ホテル」という現場はビルメン業界では

なんと「ビルメン3大地雷現場」と呼ばれているようで、

ビルメンの中でも特にきつい現場、ということのようです。

 

まあひとくちに「ホテル」といっても

いろんなホテルがあるわけで、一概にきついかというと

そのへんは当然現場によりけりだと思います。

 

私が勤務しているホテルははっきりいって全くきつくありません。

めちゃくちゃ楽です。

 

これは私個人の話ですが、

前職のオフィス家具営業職と比べると

給料はほとんど同じなのに

業務内容は雲泥の差、月とすっぽん、天国と地獄、くらい仕事内容が全く違います。

 

つまりほんとに楽です。すげー楽です。

世の中にこんな楽な仕事があったんだ・・・。

今までの激務はいったい何だったんだ・・・。

こんなに楽なのにこんな給料もらっていいんだろうか・・・。

 

そんなことをつい考えてしまうほどです。

 

老舗旅館の大まかなスペック

ここで私が勤めている老舗旅館の簡単なスペックを紹介しておきます。

 

  • 江戸時代創業の老舗旅館
  • それにふさわしく純和風
  • 地方の有名な温泉街にある
  • その温泉街では1,2を争う老舗
  • 高級旅館で歌舞伎役者とかアーティストとかも泊まる
  • 建物自体は築約30年
  • ミシュランでも★がついてる
  • 設備管理の社員は私ひとり

 

というかんじで、なかなかの高級老舗旅館なのですが、

なぜかビルメン社員は私ひとり。

外注で同じ部署にひとり派遣されている方がいます。

なので実質たった二人でホテルの維持管理をしています。

 

高級老舗旅館の設備管理課のざっくり仕事内容

 

ではだいたいどんな仕事なのか、ざっくり1日の流れを紹介します。

 

 8:50ごろ 出社

 9:00 点検・データ(天候・気温・各機器類の数字)記録

 9:30 大浴場クローズ

     ・のれんの掛け替え(女湯・男湯が入れ替わる)

     ・温泉湯抜き(清掃のため、掃除は業者がやる)

 10:00 客室チェックアウト、営繕作業開始

     ・畳のへこみの補修

     ・電球交換

     ・壊れた備品の修繕 等

     客室チェックイン15:00くらいまで続く

 11:00 温泉清掃終了、湯張り

 12:00-13:00ごろ 昼食休憩

 14:00 温泉残留塩素濃度測定

 15:00 客室チェックイン開始、点検・データ(天候・気温・各機器類の数字)記録

 15:30 することがほぼなくなる

 17:30 そこらへんに掃除機かける

 18:00 退勤

 

以上。

 

簡単に言うと午前中はそこそこやることがあります。

大浴場の清掃があるので浴槽のお湯を抜いて

外注の清掃業者さんが清掃してくれるので

それが終わったらお湯をまた入れる。

 

あとは客室でお客さんが壊したり汚したりしたものの処理です。

これが「営繕作業」。

たいして難しいことは何もないんですが、

あっというまに直してしまうので、みなさんからものすごく感謝されます。

 

15時になるとチェックインが始まります。

基本ビルメンは裏方の仕事ですので

客前に姿を見せることを極力避けるようにしています。

つまり営繕作業は15時までに終わらせる、ということです。

逆に言うと15時以降はほぼ何もすることがなくなる、ということでもあります。

 

というわけで15時以降はものすげーヒマなので

まあまたブログでも書こうか、ということにしたわけです。

 

もちろん、どうしても業者さんの助けが必要な業務もたくさんありますので

そういった工事の手配や、報告書の作成なんかも

この時間からやります。

 

が、そんなの1週間のうち何度もないです。

毎日の書類仕事なんて存在しません。いやー、まじ楽だわ。

 

ADHDの私にはとっても向いている仕事です

このブログでも何回か言及していますが、

私はどうやらADHD(注意欠陥・多動性障害)のようです。

病院の診断を得ていませんので、はっきり確定ではありませんが。

ADHDには以下のような特徴があります。

 

大人のADHDの特徴とは

注意欠如・多動症ADHD:Attention-Deficit Hyperactivity Disorder)は、注意し続けることができず作業にミスを生じやすい(不注意)、落ち着きがない・待つことができない(多動性・衝動性)などの特性があります。不注意多動性・衝動性の両方がある場合と、どちらか一方が顕著に現れる場合があります。

「不注意」の特徴例

  • 活動に集中できない
  • 気が散りやすい
  • 物をなくしやすい
  • 順序だてて活動に取り組むことができない

「多動性・衝動性」の特徴例

  • じっとしていられない
  • 静かにすることができない
  • 待つことが苦手
  • 衝動的な感情・行動を抑えられない

引用:大人の発達障害ナビ  より

 

私自身が仕事をする上ですごく困ってることは以下のことです。

 

  • 時間の管理ができない
  • だから計画が立てられない
  • だから先延ばしにする
  • 優先順位を決められない、決められるしわかってるけど順位通りにできない
  • マルチタスクができない

 

こんなような感じなので

自分で計画を立てたり、納期を守らなきゃならなかったり、

いっぺんにいろんな人からいろんな支持を受けたり、

っていうのがとても苦手で

壊滅的に全部こなせないわけではないんですけど、

8割くらいしかできない。

仕事だと8割ってわけにはいかなくて、どこかで破綻してしまいます。

 

ここのビルメンの仕事に関していえば

上記の私が感じている苦手な業務がほぼ発生しません。

 

なぜか。

 

まず、時間がきたらやらなければいけない「定例業務」をこなします。

点検とか湯抜き・湯張りですね。

 

そして依頼が来たら営繕の仕事を順番にこなしたらいいだけだからです。

 

そこには計画もマルチタスクもないんです。

言われたらそれをただこなす。

毎日がその繰り返しなんです。

 

 

これはマジでびっくりしました。

 

計画とか立てないでいい、マルチタスクがない仕事があるなんて!

 

これがADHDの私にはとてもやりやすいのです。

 

よくよく考えれば

例えば警備員とかレジ打ちとか工場での作業とか

計画もマルチタスクもない仕事もたっくさんありますが、

そういうのって総じてバイトとかでもいいですよね。

 

でもビルメンの仕事は違うんです。

私正社員なんです。

給料もそこそこもらえてるんです。

 

それはなぜか?

 

ビルメンは重要な仕事

ビルメンの仕事にはいくつか独占業務があります。

 

独占業務とは?

業務独占資格(ぎょうむどくせんしかく、occupational licensing)とは、国家資格の分類の一つ。その資格を有する者でなければ携わることを禁じられている業務を、独占的に行うことができる資格をいう[1]。資格にはそのほかに必置資格(設置義務資格)、名称独占資格があるが[1]、業務独占資格のなかにはこれらの性質を併せ持つものがある。

引用:Wikipedia より

 

つまり、「これこれこの程度のビルにはこれこれこういう資格を持った人がいないとダメですよ」と国から厳しく支持されているということです。

 

ビルメンは国家資格を持っていないとできない仕事が結構あるのです。

 

こういった独占業務は「資格がないとできない」という制限ですが、

逆に言うと「資格を持っている人しかできない」という、国による保護がある、

と考えることもできます。

 

つまりビルメンの仕事は国によって、法律によって厳格に守られている仕事ともいえるのです。

 

だからバイトとかには任せられないし、国家資格を持ったそこそこの(?)人材が必要で、資格を持った人がいないと、そもそのその建物自体の運用ができなくなってしまう事態になりますので、ものすげー重要な仕事だと言えるのです。

 

重要な割にものすげー楽な仕事、それがビルメン

この記事を書くに当たり、ビルメンのことを色々調べてみました。

すると

  • ビルメンは底辺の仕事
  • ビルメンやめとけ
  • ビルメンきつい

 

などのネガティブなワードがものすごくヒットしました。

 

ただ私は体感として、「ビルメンの仕事はものすげー楽」だという

実感を持っています。

 

それはなぜか。

 

待機することが仕事だから。

 

これに関しては楽だと思うかどうかは個人差があると思います。

「なんかしてないと落ち着かない」

「仕事してる気にならない」

とかいう人ももちろんいるでしょう。

 

ただ私に関してはこの「待機するのが仕事」っていうのはものすごいメリットです。

 

さっきの営繕に関しても

もちろんたくさんあって「これさばききれんの?」っていう日もあれば

「ほぼ1日中待機」の日もあります。

 

まだ1年しか経験していませんが、

とにもかくにも15時を過ぎてしまえば終わり、って日が多いです。

てかそればっかりです。

 

これってものすげー楽ですよ。

 

まとめ

・ビルメンの仕事は営業とかに比べるとすげー楽(人によるが)

・楽なのにそこそこお金もらえる

・国家資格で守られている比較的安心な職業

・待機すんのが仕事

・ADHD、ブラック企業渡り鳥でも楽勝でこなせる

 

どうっすか、あなたもビルメン。

 

というわけで

今日は全くおもしろくない記事になっちゃいましたので

次回からはもうちょっとおもしろい記事にしたいと思ってます。

したいとは思ってます。

どうなるかは書いてみないとわかりませんが。

 

現場からは以上です。

 

 

おしまい

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