花粉症がなくなった

朝起きるとくしゃみがいっぱい出る。

 

はーっくしょん!はーっくしょん!おう!うえあー!てやんでえべらぼうめ。おととい来やがれこのすっとこどっこい。そらこの道まーっつぐいってえしだりにへえったらつきあたりにあるってんだべらぼうめ。このすっとこどっこい。

 

江戸っ子なんでくしゃみひとつで大騒ぎ、そのあとやらなければならない儀式が多すぎるんですよね、江戸っ子って。

 

私は江戸の下町文化を後世にきちんと残すためくしゃみのあとの儀式を欠かしたことはないですが、とにかくめんどうです、という江戸っ子の話はまったく関係ないので忘れてください。

 

そう、あれは忘れもしない、私がまだ東京に住んでいた頃、っていうか正確には埼玉で、大宮からまださらに北の蓮田という見たことも聞いたこともない埼玉のクソ田舎から南青山アドレスの会社に通っていた時期でした。

 

8時半の始業にギリギリ間に合うように5時半に起きなければならないというなんともまあ無駄な行為を強いられる都会に勤めるサラリーマンを生業にしていた頃です。

 

えるしってるか?京浜東北線は日本でいちばん痴漢が多いんだぞ、という乗車率毎日200%超というわけのわからない電車に乗って毎日飽きもせず出勤していた頃の話です。

 

とにかくものすげえ乗車率で電車に乗ってる時間は1時間半もあるのに、そんな遠くから乗ってるのにすでに座れないという、なんでおれはこんな遠くから通わなきゃいけないんだ、しかも遠いのにもっと遠くから出勤するヤツでもう座れないとか日本はほんと狂ってるよ、サイコパスだよ、ケンジこれじゃバトルだよ、とか毎日思いながら出勤していました。

 

私はその後10年以上引きこもって絵を描いていたので、2018年現在の正確な状況はまったく知りませんが今も状況は変わらないのでしょうか?教えておじいさん。教えてアルムの森の木よ。それは夏期講習!家庭教師のトライ。まあいいや、またまったく関係ないので忘れてください。

 

そんな私の当時の主なストレスはまさにこの通勤でした。

だってね、電車乗るでしょ、するとおれの後ろから乗りたい人がわーっと押し寄せてくるでしょ、そうすっとおれもこの電車おれ乗れんのかなとか思いながら乗ったにも関わらず乗っちゃったら結果すげー押されてなんか真ん中らへんまで押し流されるでしょ、そうすっとおれのカバン持ってる左手が人と人の間に挟まってさらに電車の真ん中らへんまで持ってかれるでしょ、そうすっと今おれの体勢はタイタニック状態なわけ、船首で手を拡げて風を受けるローズになってるわけ、そんでもちろんそれは船首で風を受けてるわけじゃなくて全部のおれのカラダのパーツが誰かと誰かに挟まれてるの、そしてカバンを持った左手が向こうのほうにあるわけだけど右手はつり革しっかり握ってるの、なんでかっていうとそうしないと近くにいるブスっ子バンザイが「なに触ってんのよ!」とか言ってくる可能性があるからなのね、でもそんだけ混んでるとさすがに暑いわけ、で暑いとおれはデブだからデブがおれのアイデンティティーだから汗をかくわけ、で汗をかくとほっぺたとか痒くなんの、っていうか汗なんかかいてなくても手が動かせない状態になるとなぜかほっぺたとか痒くなんの、で右手は痴漢冤罪防止のため絶対につり革から離せないから、仕方ない、カバンを持ってる左手を使うしかないんだけど、当然カバンが挟まってるわけだからカバンごとこっちに引き寄せるのは不可能なんだ、でちょっと試しにカバンを離してみると、なんとこれ落ちないの、おれしかおれの左手しか持ってないはずのカバンなんだけど離しても落ちないんですよ、奥さん、すごくね?で、無事カバンは離しても落ちないことが判明したんで、もっと勇気出してタイタニック状態からの左手カバン離す、からの左手ほっぺたに持ってくる、左手ほっぺた掻く、左手元の位置に戻す、カバンそこにある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カバンそこにある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カバン落ちてない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

支えてんのいったい誰?

 

 

 

 

 

 

 

 

知らない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

といいような修羅場が通勤であるのね。

 

 

 

 

いいですか?

これ仕事する前ですよ?

 

 

 

 

 

 

ありえなくね?

 

 

 

 

 

ラグビーやってる人しかわかんないと思うけど、自分がオフサイド位置にいたら両手あげるでしょ。あれを電車でやんないと痴漢冤罪すぐかけられっからね。

 

 

 

オフサイドもまったく関係ないので忘れてください。

 

 

ということで

私の当時の主なストレスはまさにこの通勤でした。

 

 

 

通勤してた当時は朝起きるとくしゃみがものすごい数出る。

 

そんで目がかゆい。

 

 

これはさすがのおれも思った。

 

 

 

 

おれ花粉症だ、と。

 

 

 

 

 

 

ただ当時、私は若かった。

 

 

 

無駄に反抗心が強かった。

 

そしてラグビー部だったので精神論が好きだった。

 

 

ラグビーやってる人ごめんなさい。

 

 

つまり

 

 

 

 

「いや、おれは決して花粉症じゃない」

 

 

 

と毎日言い聞かせることによって花粉症を亡きものにしようとした。

 

 

 

 

 

ごめんよ、あの時のおれ。

 

おれバカだったよ。

 

おまえ間違いなく花粉症だよ。

 

 

 

 

でも仕事辞めて通勤電車乗らなくなったら、くしゃみも目のかゆみもまったくなくなったよ。

 

 

病、脇から。

違った、病は気から。

 

 

 

あなたも花粉症なら原因はストレスかもしれません。

 

あなたのストレスなんでしょう?

 

あなたのお名前なんてーの?

 

 

あなたのストレスを特定してそれを取り除いたらくしゃみも目のかゆみもなくなるかもしれません。

 

 

簡単に言うと

 

 

会社なんか辞めちまえ。

 

 

おしまい

 

 

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