社長「会社のルールを守れ!」私「おまえこそ法律守れ!」
中小零細ブラック企業の社長は「自分が法律」の場合が多いです。
明らかに労働基準法に違反していても
自分なりの解釈で理論を展開し、結論として
「だからおれの言っていることが正しい」
となります。
一代で起業してある程度の規模まで大きくしてきた社長なら
この傾向はなおさら顕著です。
「おれのやり方でここまで大きくなったんだ、だから間違っていない」
と思い込んでいるのです。
自分の言い分に従えない従業員はイコール「できない人間」です。
「おまえは能力が低いから起業できない、成功できない、だから成功したおれのやり方を学べ、おれのやり方の通りにやれば間違いない、だって会社こんなに大きくしたんだもん」
こういう理屈なので、自分の仕事論は全て正しいと思っています。
自分の仕事論に合わない法律や社会のルールは平気で破ります。
守りません。
それは会社を大きくするため、成功するためには邪魔なものであり、いろんな理屈をこねくり回して否定します。
つまり「自分のやり方に合わないものはすべて間違っている」のです。
その結果、従業員は会社の成功のため、つまりは社長の金儲けのために法律違反の状態を強いられます。
長時間労働の常態化。それに対しての賃金もありません。
そこには当然守られるべき法律や社会のルールはないのです。
従業員はいわば
「法律違反のブラック企業のルールにのみ従う悪の組織の構成員」
に成り下がってしまうのです。
誰かが言わないといけません。
「社長、それは法律違反なんで、犯罪ですよ」と。
「会社のルールより法律のが大事だろ」と。
ウチのブラック企業の場合
毎日社長に怒られるおバカのヨウコフチガミ。
社長「おれの言うとおりにやらないからこんなことになるんだよ!
なんでおれの言ってる通りにやらないの?おれのことなめてんの?」
社長スペック:
42歳。高卒から電気工事士になり、叩き上げで現在年商3億の社長。
1年中Tシャツを愛用。自己愛性人格障害。自分中心天動説論者。自慢話大好き。
日本マイクロマネジメント協会会長(ウソ)。
ヨウコフチガミ「・・・・」
ヨウコフチガミスペック:
ロバート秋山「クリエーターズファイル」のファッションデザイナーヨウコフチガミにそっくりの32歳。とってもおバカ。エクセル使えない。何言っているかだいたい意味不明。朝は口紅が異常に濃い。きもちわるっ。
社長「だまっててもわかんないから!
おれが1から10まで指示してるんだから言われた通りやればいいだけじゃん!
なんで勝手にアレンジすんの?」
ヨウコフチガミ「・・・・すいません」
社長「おれがカラスは白いと言ったら白いから!
おれの言うことを聞け!
おれの言うとおりにやれ!
それが会社のルールだから!
会社のルールを守れ!!」
※この会社のルール:
・実際の勤務時間は無視して全員分のタイムカードを定時で押す「タイムカード係」がいる
・休日は日曜日のみ。祝日も普通に出勤。
・定時で計算しても1日8時間×6日間で週48時間。
・残業しても日曜出勤しても時間外手当なし。
・もちろん誰も定時では帰れない。
・有給休暇はない。なにそれおいしいの状態。
・休日出勤しても代休はない。ただ休まずに働き続ける。
これ全部労働基準法違反ですよ、社長。
あんたの言い分は間違ってるわけじゃないですが、
正直「どのクチが言ってんの?」と思います。
会社のルールの前に社会のルール守れよ。
社会のルールってマナーの方じゃないよ?法律の方だよ。
法律守らなかったら犯罪だよ?知ってるよね?
法律まともに守ってないのに会社のルール=自分のルール守れってどんな理屈だよ。
法律守ってないヤツの作ったルールなんて守るやついるわけないじゃん。
バカじゃないのおまえ。
・・・と言えるといいなあ。
でも郵便局だってブラック企業ですからね・・・。
電通だってブラック企業ですからね・・・。
死なないだけマシか・・・。
という発想はもう立派にブラック企業に洗脳されています。
ココが大事で
「下を見て自分はまだマシ」と思ってしまったなら
やべっ!洗脳されてる!と気付く思考回路を持たないといけません。
よっしゃ!今日も気合い入れてサボるぞ!
エア打合せ2件入れようっと。
おしまい
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