小学生のための怖い話【青い血】
いやーなんかへんだなーなんかやだなー。むーです。
昨日の小学生のための怖い話【赤いクレヨン】が思いのほか好評だったので(小学生にではなくこのブログで)、予告通り第3弾投入していきます。
これは全く怖くないです。ていうか怖い話じゃないです。まあ知ってる人も多いと思いますが、なんせこれが小学生にいちばん好評だったので。
【青い血】
山の中の一軒家にお母さんと4歳の息子が住んでいました。
たった二人だけの家族でしたが、それだけにとても仲が良く、毎日楽しく暮らしていました。
男の子はおかあさんの作るごはんが大好きで、いつも楽しみにしていました。
今日も男の子は幼稚園から帰ってくるなりお母さんに聞きます。
「おかあさん、今日の夜ごはんなあに?」
「・・・今日はハンバーグだよ」
やったあ!男の子のいちばん好きな、おかあさんのハンバーグです。男の子はテンションMAXですが、おかあさんはどことなく元気がなさそうです。
「おかあさん、どうしたの?具合わるいの?」
「・・・大丈夫。心配しなくていいよ。・・・すぐごはん作るから」
男の子はおかあさんを心配しながらも、ハンバーグのことで頭がいっぱいになり、すぐに忘れてごはんができるまで遊んでいました。
だんだんハンバーグの焼けるいいにおいがしてきます。
もうすぐだ!
男の子はおかあさんがいつ「ごはんできたよー」と声をかけてくれるか今か今かと待ちました。
やがてハンバーグを焼く音もしなくなり、いよいよごはんかと待ち構えているものの、おかあさんは全然声をかけてくれません。
男の子はしばらく待ってみたものの、もう待ちきれなくなって台所に行ってみました。
するとそこには不気味な笑みを浮かべたおかあさんの姿が。
「お、おかあさん・・・?」
「・・・ああ、ごはんできたよ・・・」
おかあさんの様子がいつもと少し違うようです。男の子はちょっと気になりましたが、テーブルに並べられたごちそうを見るとそんなこと頭から吹き飛んでしまいました。
「いっただっきまーす!」
男の子はハンバーグをひとくちほおばります。
おかあさんはその様子をじっと見つめています。
次の瞬間。
男の子は言いました。
「ああ、おいち」
「あーおいち」
「あおいち」
「青い血」
おしまい。
この話をする時のポイント
・なるべく怖い口調で
・とにかくおかあさんを不気味な感じに
・最後オチがわかるまで繰り返す
類似品
同じカテゴリーの話で
「悪の十字架」
「恐怖の鍋」
というお話もあります。しかしながら小学1年生は「十字架ってなに?」とか恐怖の鍋もある話のキモになる食材を知らないこともあるので、この「青い血」がいちばんウケがいいです。
おとうさん、子供のハートをわしづかみっ‼︎‼︎
試してみてください。
おしまい。
【小学生のための怖い話】
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