なぜ南北合同チームに反対するのか?スラムダンクで考えてみた


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引用:http://www.shin-dan.net/shindan/30

 

「今度のインターハイは神奈川県合同チームで出場してくれ」

 

 県バスケットボール協会からこんな通達が来たのは、インターハイも間近に迫り、いよいよあと20日余り、という時期だった。

 

「ほーっほっほ」

カントクはいつものように笑っている。

そしていつものセリフ。

 

「あきらめたらそこで試合終了ですよ」

 

意味わかんねえ。誰もそんな話してないし、そもそも今は試合中じゃない。

 

「うるせえ、おやじ!わけわかんねえこといってないでちょっとはカントクらしくしろ!」

 

タプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプタプ

 

いつものヤツだ。

 

でも今日は心なしちょっと長い。

赤アタマも急な通達に戸惑っているのかもしれない。

 

 

海南と翔陽と陵南、そして湘北。

 

インターハイ直前の合同チーム結成。

 

メンバーは?控えは?そもそも監督は誰が?

 

合同チームで参戦、以外は何も決まっていない。問題は山積している。

 

というわけで、急に南北合同チームを組まされた韓国のアイスホッケー代表はいったいどんな気持ちなのかを考えてみる

 平昌(ピョンちゃん)オリンピック韓国アイスホッケー女子代表チームが文大統領のいわば鶴の一声で北朝鮮との南北合同チームを結成させられることになった。

当事者である韓国側の代表メンバーにはたまったもんじゃない。のか?

 

ニュースでは「せっかく努力して勝ち取った代表権なのに選手がかわいそう」「北朝鮮の選手が入って韓国の選手の出場機会が奪われるのは不公平」などの声があると報道されているが、実際の選手たちの声はどうなのだろうか。

 

井上雄彦氏のバスケットマンガの金字塔「スラムダンク」を例に急に合同チームで出場しろ、と上から命令されたときの選手の気持ちを考えてみたい。

 

女子アイスホッケーの世界ランキングは韓国22位、北朝鮮25位

ランキングで言うと北朝鮮女子アイスホッケーチームは韓国チームにやや劣る。

22位と25位にどれだけ明確な差があるのかと言えば、私には正確なところはさっぱりわからないのだが、素人目に見ると確かにランキングにしてみたら上下が明確にはなるが、実力的には20位以下でたった3つのランキング差はほぼ同等の実力と見ても差し支えないのではないか、というのが私の見解だ。

おそらく両チームが直接対戦した場合、10回やって6勝4敗で韓国、というくらいではないだろうか。知らないけど。予想としてね。

あるいは6勝4敗で北朝鮮、でランキング逆転、の可能性も十分あるような実力差ではないのだろうか。と一般的に推し量られても大きく的外れではないようなランキング順位だと思われる。

 

言うまでもなく、アイスホッケーはチームスポーツである。

チームの世界ランキングが低いからと言って、それがそのまま選手個人に全て帰属するわけではない。

要するにランキングが低いチームにも必ずスタープレーヤーとしての世界トップレベルの実力者がいることは十分にありうる話なのである。

 

例えばサッカー日本代表。

2018年1月18日現在のFIFAランキングは56位。うっそ!低っ!

ここにメッシとクリスチャーノロナウドが日本に突然帰化し(ないけどねいろんな意味で)たとしてランキングは急に20位とかになるんだろうか?いやならない(反語)。いや知らんけど。まったく知らんけど。

たぶんなんない。よね?なんの?なるんだったらこの議論破綻するわけだが、とりあえずならないという前提で勝手に進めさせていただく。

そもそも今メッシとクリスチャーノロナウドがどうなんか私はまったく知らないのだが、そのくらいの知識なのでご勘弁してもらいたい。趣旨は別のところにあるのだ。

 

とにもかくにも、「韓国代表より"実力的に劣る"北朝鮮の選手が入ることで韓国の選手が出られなくなるのはかわいそう、あるいは不公平」というのはなんかちょっと違うんじゃない?と思うわけである。

 

つまり私が言いたいのは「同じくらいの実力なら北朝鮮にもすげーのがいたりして、それは湘北に仙道が入っちゃうみたいな感じになったりしないの?」ってことなのである。

 

それって単純に観たい。

 

スラムダンクで神奈川県代表チームを組んでみる

【パターン①湘北ベース】

赤木、三井、宮城、流川、そして仙道。

あ、これじゃ花道入ってないや。

三井と花道代えようか。スタメンは豪華にしたいよね。

いや、りょーちんと仙道代えようか。

仙道はPGで使うのがいいかもしれない。

 

あるいは流川とりあえずおいといて

赤木、魚住、桜木、仙道、流川。

おーすげえ!

ビッグジュンとヤンキーはファウルが多いからもうスタメンからガンガン行かせて、5ファウルまで思いっきりやってこい、なんせ控えの選手が厚くなったからいなくなってもどうとでも対応できるし、って感じでやらせてもおもしろそうだ。

 

【パターン②陵南ベース】

これは正直湘北ベースとあんま代わり映えしないので割愛。

 

【パターン③海南ベース】

牧、赤木、桜木、流川、清田。かな。

このチーム絶対うまくいかなそう。

牧のリーダーシップに期待したいところだが、湘北の大黒柱赤木と海南のカリスマ牧を同時に投入した場合、チームが分裂する懸念あり。

牧のカリスマが赤木の求心力を上回れるかがポイント。

 

【パターン④翔陽ベース】

こうすると湘北の選手があまり使えなさそうな空気がばりばりある。

牧と藤真が並ぶと赤木どもの野生ヤンキー軍団が色が違いすぎてチームとしてのまとまりをどうも出せそうにない。

おおざっぱにいうと「海南・翔陽」のエリート優等生チームと「湘北・陵南」のヤンキーならずものチーム、という色に分類されるのではないか。

少なくとも私はそういう印象だ。

もちろん海南の信長は湘北・陵南チームでもうまくなじむ。というか本来そっち系だ。

 

【パターン⑤完全混成チーム】

このパターンはいろいろ考えられる。

でかいヤツばっかりの大型チーム、攻撃的なヤツばかりの荒くれチーム、テクニック重視のスーパープレイチーム、あるいは小暮、宮益、花形のメガネスーパー、藤真、流川、仙道、三井を中心としたアイドルイケメンチームなど。

 

対戦相手のチームの特徴を捉えた上でそれに対抗するメンバーを組んでいく、というフレキシブルな対応ができるチームだ。

 

こうして考えてみても南北合同チームっておもしろくならないんだろうか?

うすーいスラムダンク考察で申し訳ないが、要するに二つのチーム合わさったらちょっとわくわくしないの?そういうおもしろい選手北朝鮮にはいないの?と思ったってこと。

もうそんだけ。

 

確かにオリンピックに思いっきり政治を持ち込んでる韓国文大統領のやり方は褒められたもんじゃない。というかひどい。やめてほしい。

 

韓国の代表選手がかわいそう、不公平、という声も全くその通りである。

私もそう思う。

 

だが、私は公平なことってこの世の中にそんなにあるのだろうか?と逆に聞きたい。

私の敬愛するアクセルは「Breakdown」という曲の中でこう歌っている。

 

Remember in this game we call life 

That no one said it's fair

(人生という名のゲームが公平だなんていうヤツはいない 訳:むー)

 

そしてアクセルはこうも言う。

Just because you're winnin' don't mean you're the lucky ones

(おまえがうまくいったのはおまえがラッキーだったからっていうことじゃない)

 


Guns N' Roses-Breakdown w/Lyrics

 

 

だから我慢しろ、ってことを言いたいのでもない。

 

世の中は理不尽なことだらけ、でもそれを楽しんだもの勝ち、というのがブラック企業社畜として生きているおっさんの主張

 

あとガンズ(Guns N' Roses)のアクセルの詩は素晴らしいからあなたも一度は聞いてみる価値あり、というのも付け加えておこう。

 

 

人生楽しんだもの勝ち、である。

 

つまり、しあわせかどうかはあなたしだい、である。

 

 

 

 

 

その割にはおまえのブログぼやいてばっかりじゃねえか、という批判は甘んじて受け入れておこう。

私はぼやくことによって理不尽をエンターテイメントに昇華する作業をこなし、それによって自分の中でいわゆる「ネタ」に変換することにより、自分の財産としてそれを楽しみ、あわよくば私のボヤキを見て読んで誰かが楽しくなればいいな、と思ってこのブログをつづっているわけなのである。

 

 

 

 

 

 

まあ、ほんとは金のためだけどね。

 

 

 

 

 

韓国女子アイスホッケー代表が楽しんでゲームすることを切に望む。

 

 

もちろん北朝鮮代表が入ることによって出場できない選手は楽しむことなんかできないだろう。

理不尽なことがあると必ずそれによって被害をこうむる人間が生まれる。

それはどうしても仕方のないことで、もちろんやり場のない怒りや悲しみや様々な感情が生まれてしまうことだろう。

でも腐っていてもなにもうまくいかない。

努力してもっと上に行け、などとは絶対に言わないが、合同チームではじかれてしまうのもまた自分の実力ではある、とある意味割り切ってとっとと次に進むのがいいのではないだろうか。

 

私は現在のブラック企業の経験が役に立った、と後で振り返って楽しめるよう、今楽しんでいるところである。

 

ブラック企業とオリンピック代表をいっしょくたに語ることは危険かもしれないが、理不尽なことに対して個人としてどう対応し生きていくか、という点においては私だって何か提示できるのではないか。

 

そもそもブログって好きなこと書くとこでしょ?

 

桜木と流川と仙道が同じチームでプレイしているところを単純に観てみたい。

 

そこでつづられるドラマに感動して涙を流したい。

 

 

がんばれ神奈川県代表合同チーム!

 

 

おしまい。

 


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