ニルヴァーナというバンドを知っていますか?
カート・コバーンという27歳で銃で頭を打ちぬいて自殺した人がいたバンドです。
「スメルズ・ライク・ティーンエイジャー」とかいう曲が有名です。
ニルヴァーナは「涅槃」という意味です。
「涅槃」は「ねはん」と読みます。
ここで「へー、ニルヴァーナって涅槃って意味なんだ」とストンと腑に落ちたあなたは相当な仏教徒です。
おそらくほとんどの人が「涅槃」と言われてもなんのことかわからないでしょう。
そもそもねはんと読めないでしょう。
さらに涅槃と聞いて「涅槃で待つ」を思い出したあなたは相当なおっさんです。
1972年生まれの私でも「涅槃で待つ」がわかる同級生がいるかどうか聞かれたら「ほとんどわからないだろう」と答えるからです。
「涅槃で待つ」は沖雅也の遺書にある言葉です。
ここで沖雅也が誰なのかわかる人はやはり相当なおっさんです。
おっさんというかむしろ初老です。初老以上です。初老以上恋人未満です。
初老以上恋人未満、という言い回しが「友達以上恋人未満」のもじりだとわかるあなたはやはり相当なおっさんです。
サイノスです。サイノスのCMで使われたのがこの「友達以上、恋人未満」というコピーです。
サイノスがわかるあなたは相当なおっさんか車好きです。
とここまでおっさんをフィーチャーしてきましたが、女性ならもちろんおばさんです。
あなたが女性で、これまで紹介してきたことがわかるようなら「相当なおばさん」です。
村上龍は言いました。
「人は進化を辞めると男も女もおばさんになる、つまり「おばさん」とは進化を辞めた人間のことである」
言い回しや言葉はおそらく違いますが、こんな趣旨のことを言ってます。
私は当時ものすごく共感しました。
たしか熊谷あたりで金物屋に拳銃を買いに行く場面のあたりだったと思います。
ここまでてきとーに書き綴ってきましたが、まったく事実確認を取っていません。裏をとっていないです。
私の記憶からてきとーに書いているだけです。
「涅槃」に話を戻します。
「涅槃」はつまり、平たく言うと「あの世」のことです。
つまりニルヴァーナはあの世ということです。
そしてカート・コバーンは27歳で亡くなっていますので、間違いなく「27クラブ」のメンバーです。
「27クラブ」とは何かと言えば、
悪魔と契約して世に残るものすごい曲を作れるようになるかわりに27歳でその生涯を終える、という人生を歩んだ人のことです。
ジャニスジョプリンとかジムモリソンとかもそうです。
そしてニルヴァーナの音楽は「グランジロック」と言われています。
グランジとは「足の指の間のカス」のことです。
私は水虫なのでこのグランジがよくたまります。
さきほどもブログ更新中足の指の間がものすごくかゆくなってしまい、外に出てたばこを吸いながらこのグランジをほじくっていたところです。
そして私がグランジをほじくるとき、必ず脳裏にはカートコバーンが現れます。
足の指の間のカス
↓
グランジ
↓
ニルヴァーナ
↓
カートコバーン
という一連の流れです。
ただし、私はニルヴァーナは別に好きじゃないです。
カートコバーンはなんとなく好きですが、音楽は別になんとも思いません。
カートコバーンの嫁さんはコートニーラブと言います。
昔Tシャツを作って売っていた時に私はカートコバーンとコートニーラブについてひとつのアイデアをひらめきました。
カートコバーンの写真に「Where is LOVE?」とプリントしたTシャツを作る、というアイデアです。
「愛はどこに?」と「(コートニー)ラブはどこ?」というつまりダブルミーニングです。
これかっこよくね??
というわけで作りましたが、撮影用に1枚作っただけでまったく売れませんでした。最終的には寝間着としても採用されることなく捨てました。
何が言いたいのかというと
45歳にもなると足の指がかゆいだけでサイノスとカートコバーンとコートニーラブと村上龍と椎名林檎と沖雅也と永瀬正敏と小泉今日子とサントリーカクテルパートナーを思い出してまあまあめんどくさい、という話です。
ちなみにここまでまったく登場してませんが
椎名林檎はコートニーラブのことを歌っていて、恋人未満のコピーと同時期に流行ったのがサントリーカクテルパートナーのCMで永瀬正敏が言っていた「愛だろ、愛」というコピーでその永瀬の嫁がキョンキョンだった、ということです。
現場のおっさんからは以上です。
おしまい