秋田犬はいつから「あきたいぬ」になったのか?
出典:https://ailbainpro.com/sports/post-5916
平昌オリンピック、フィギュアスケート女子で金メダルを獲得したアリーナ・ザギトワが金メダルのご褒美に「秋田犬」をご所望とのことで話題になっています。
「あきたけん?」「あきたいぬ?」正しくはどっち?
私はこのニュースをテレビで聞くたびにアナウンサーが「あきたいぬ」と呼ぶことにものすごい違和感を覚えます。
45年生きている私の認識では「秋田犬」の読み方は「あきたいぬ」ではなく「あきたけん」です。
ハチ公だって確か「あきたけん」のはずです。
昔ハチ公の映画がありまして、なんでかわからないけど劇場に見に行きました。
内容はさっぱり覚えていません。
お決まりの渋谷駅で主人を待つハチ公、という
誰でも知っている知識が何か補足されるようなエピソードは私の中に新たに残ることはありませんでした。
というわけで、長いこと「あきたけん」だと思っていたので
実際のところはどうなのか調べてみました。
「秋田犬保存会」はいぬ
ちょうどいぬかけんかについて言及しているサイトがあったので引用します。
このサイトによると「1+1=2」と同じように秋田ではいぬと呼ぶからいぬなんだ、というのが趣旨のようです。
なるほど。
そう呼んでいるんだからそうなんだ、というのはなんだか反論してくんな、といわれているような気がしないでもないです。
NHKは「秋田犬」をどう読む?
例えば、「秋田犬」は地元では伝統的に「アキタイヌ」と呼ばれ、「秋田犬保存会」(大館市)も「アキタイヌ・ホゾンカイ」です。しかし、NHKが平成2年(1990年)2月に首都圏在住の16歳以上の男女を対象に行った調査では、「秋田犬」を「アキタケン」と読むと答えた人は全体の95%もいました。このため、放送では、従来の「アキタイヌ」という読みに加えて「アキタケン」と読んでもよいことにしました。このように、伝統的な呼称と一般の慣用や定着度を考慮したうえで、放送では以下のように読むことにしています。
- 「○○イヌ」と読むもの しば犬 [×柴犬]
- 「○○ケン」と読むもの 甲斐犬、紀州犬、北海道犬、カラフト犬
- 両方の読みをするもの
秋田犬 (1)アキタイヌ (2)アキタケン
土佐犬 (1)トサイヌ (2)トサケン
出典:
「○○犬」の読み方は「~イヌ」?「~ケン」? | ことば(放送用語) - 放送現場の疑問・視聴者の疑問 | NHK放送文化研究所
ご覧のようにNHKでは「いぬ」と「けん」の併用です。
首都圏の調査では「けん」の読みが圧倒的95%という支持率ですので、先ほどのサイトの主張のように「けん」と呼ぶ人が多いんだから「けん」でもいいだろう、という見解のようです。
同じく「柴犬」は「けん」?「いぬ」?
しばに対しても私の見解は「けん」です。しばけん。
でも正式には違うようです。
秋田犬、柴犬とも読み方は「いぬ」です。正式には。
でも「土佐犬」は「けん」だそうです。正式には。
私の今後の方針
今回生まれてはじめて「秋田犬」はけんなのかいぬなのかを調べてみました。
正直な感想は
まあ、どっちでもいいんだけど
です。
私はやっぱりハチ公は「あきたけん」なので、今後もあきたけんで通すことにしました。
柴犬のほうは私的には「しばけん」なので、しばけんで通しますが、これはもしかすると少数意見かもしれませんので、無駄な軋轢を生まないためにも「しば」と呼んで濁すことにします。
おっさんになると、ただ主張を通すことに固執することなく、なるべくトラブルを回避するようになってしまいます。
悲しいことでもあるような気もしますが、秋田犬と柴犬のためにそこまで我を通しても全く意味がないと思ってますので、この件に関してはこれでいいことにしましょう。
ちなみにうちの犬はチワワです。
おしまい
関連記事
スポンサーリンク