小学生のための怖い話【みみが好き】


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怖い話より三度の飯。むーです。

 

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小学1年生の息子が学校で定期購読みたいな案内をもらってきました。

世の大人どもは姑息な手を使うものです。

子供たちの射幸心をあおり、

学校発信で商品を販売するのですから。

そんなことをしてるヒマがあるのなら

子供に「飛び降りろ」とか言わないでほしいです。

 

前に書いた飛び降りろの話はこちらです。

gyakutenn.hatenablog.com

 

小学生は怖い話がお好き

 

で、昔話とか最近の絵本とか「小学校1・2年生向け」とか書いてある中に

こんな本も紛れ込ませてあったのです。

 


ミラクルきょうふ! 本当に怖い話 (ミラクルシリーズ)

 

7歳の息子はこれに憑りつかれてしまいました。というか取り付かれてしまいました。

 

「ぼくはこれがほしい」の1点バリです。

 

これともういっこ同じような本のセットで1800円くらいです。

嫁は言います。

 

「そんな本に1800円も払いたくない」

 

7歳はせつない顔になります。おお、7歳。おまえはいつもがまんさせられてるもんな。かわいそうに。おとうさんが給料20万円のせいで。ごめんよ。

 

でも私もこれに1800円は高いと思います。

 

そこで7歳に提案しました。

 

「おとうさんが似たようなの買ってきてやる。ブックオフで。」

 

ブックオフはびんぼーの味方です。いつもお世話になっております、むーです。

 

 

子供向けの怖い話(定番だと私が思っていたもの)

私は怖い話が大好きです。

 

ウチはテレビが寝室にあります。

家族4人がみんなで寝る部屋です。

ブラック企業渡り鳥の社畜の私が家に帰ると

テレビ部屋はすでに真っ暗です。

7歳と4歳がもう寝ているからです。

というわけで、

私は最近は家でテレビを見せてもらえないので

YouTubeでお笑いとか都市伝説とか怖い話をえんえんみています。

特に怖い話は大好物です。

都市伝説系の話がからんでくるとよだれがでます。よだれはでません。

 

というわけで、7歳に生まれて初めて私が知っている怖い話を聞かせてやることになりました。

私は定番だと思っている話です。

というか、私が子供のころに聞いた子供だましの怖い話で

誰もが知ってるやつです。と思ってたら嫁は知らなかったのでびっくりしました。

 

ではどうぞ。

 

みみが好き(超ライトな子供向け怖い話)

サトシくんはパンの耳が大好きでした。

近所のパン屋さんに毎日行きます。

というのもそのパン屋さんはパンの耳をただでくれるからです。

サンドイッチを作るときに切り落としたパンの耳をふくろにつめて

「ご自由にお持ち帰りください」

とレジの脇にたくさん置いてあるのです。

 

サトシくんは学校が終わると

毎日このパン屋さんに行きました。

 

そしてパンの耳をもらって、家で楽しみに食べました。

 

そんなある日、

サトシくんは友達に誘われて

学校の帰りに友達の家に寄って遊んで帰ることになりました。

友達とたくさん遊ぶと、あたりはもうすっかり暗くなっていました。

サトシくんはおかあさんが心配してるかもと思い

あわてて家に帰りました。

 

家に帰ったサトシくんは大変なことに気付きます。

 

「パンの耳もらいにいくの忘れた」

 

サトシくんは急いで家を飛び出し

走ってパン屋さんに向かいました。

 

あせるサトシくん。

早くいかないとパンの耳がなくなっちゃう!

 

そしてパン屋さんに向かう交差点で

サトシくんは信号無視して走って道路を渡りました。

 

そのとき大きなトラックが交差点を走り抜け

サトシくんは轢かれてしまいました。

 

 

サトシくんは死んでしまいました。

 

 

おかあさんはサトシくんが死んでしまったことをとても悲しんで

毎日お仏壇のサトシくんの写真の前に

サトシくんが一番好きだったパンの耳をお供えしました。

 

一日も欠かすことなく。

 

そんなある日、

おかあさんにもとても忙しい日がありました。

家に帰ってくるともう遅い時間になっていて、

パン屋さんももうしまっている時間でした。

 

ああ、今日はサトシにパンの耳もらってきてあげられなかった。

 

おかあさんは悲しい気持ちになりました。

 

そして仏壇のサトシくんの写真の前に座ると

サトシくんに謝りました。

 

「サトシ、ごめんね。今日おかあさんすごく忙しくてパン屋さんに行けなかったんだ。だから今日はパンの耳もらえなかったの。ほんとにごめんね」

 

するとどこからか声がします。

 

「・・・みみ・・・・みみが・・・」

 

それはサトシくんの声でした。

 

「サトシ!ごめんね!明日はもらってくるからね!ね!」

 

「・・・みみ・・・・みみがほしい・・・」

 

おかあさんはあやまるしかありません。

 

「ごめんね・・・。サトシ・・・。ごめんね・・・。」

 

「・・・みみ・・・みみがほしい・・・」

 

だんだんサトシくんの声が大きくなっていきます。

 

「わかったよ。ごめんね。明日ぜったいもらってくるからね」

 

「・・・みみ・・・・いま・・・みみがほしい・・・」

 

「え?今はむりなのよ・・・。ごめんね・・・」

 

「・・・みみ・・・・いま・・・・みみがほしい・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おまえのみみが!!!!」

 

 

 

 

ここで7歳の耳をがっとつかみます。突然大声を出すのがポイントです。

7歳は

 

「ぎゃーーーーーーーー!!!」

 

と叫び声をあげました。

 

大成功です。

 

 

 

以上。

 

 

 

この話、知りませんか?

超定番だと思うんだけどなあ。

 

もしかしてオーバー40しか知らないのか?

 

 

いや、嫁は私より年上だったわ(笑)

 

 

 

あなたも子供に怖い話するなら「サトシの耳」はおすすめです。

 

 

 

 

 

 

 

おしまい。

 

 

次回予告

「赤いクレヨン」 

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