村上春樹はたぶん一生ノーベル文学賞をとれない
村上だったら春樹より龍。むーです。
たぶん村上春樹本人はたいしてとりたくもないんだろうけど、ここまでとれないとなんか自分の活動にミソ付けられているようで、もういいかげんにしてくれ的な気持ちは少なからずあるんではないでしょうか。
なんせノーベル文学賞もらったカズオ・イシグロ氏が「気まずい」って言っちゃうくらいなんですから、本人はもっと気まずいはずです。
やっぱり「ノルウェイの森」
私も当時、いつだっけ?高校くらいの時かなあ、赤と緑の本を読みましたが、当時は特別面白いともつまんないとも思いませんでした。話の内容も全く覚えてません。
その時の印象に残った点は2つ。
・思考言語が村上春樹調に犯される
そして私はここからビートルズを聞きあさることにたぶんなったんだと思います。わかんねえ。定かではないですが。
Beatlesの "Norwegian Wood (This Bird Has Flown)" はとてもいい曲です。
ジョンレノンの曲の中でも最高傑作の一つだと思います。
美しい。
「あーいわんすはーだがー、おーしゅだいせー、しーわんさっみー」
I once had a girl, or should I say, she once had me
これはたぶんノルウェイの森、ではなくて、ノルウェイの木、あるいは木材みたいな意味ですよね。
私は社会人になりたてくらいの頃、村上春樹にはまり、当時出てる村上春樹の本を読み漁りました。
村上春樹訳、ジョンアービングの「熊を放つ」とかそんなんまで読んだのです。内容はさっぱりです。
で、全部読んでしまって読むものがなくなってしまったので、同時代で名前も近い、村上龍を読んでみました(どんなだ?)
春樹より龍
村上龍は面白いです。最高です。
私は「愛と幻想のファシズム」が好きです。何度も読みました。
クロマニヨンです。狩猟です。
射精すると致死遺伝子が働きだすのです。
あと「5分後の世界」。
アンダーグラウンドまじかっこいいです。「向現」です。最高です。
外せないのは「テニスボーイの憂鬱」です。
ブ牛評です。
最近では「半島を出よ」。
まじで北朝鮮にこんなことされたら日本終わりです。
北朝鮮関係者がこの本を読むことがないよう祈るばかりです。
ティッシュってすごい。
「半島を出よ」を読む前には必ずこれを読んでください。
そして私は村上春樹の単調さに気付いてしまったのです。
村上春樹は全て「ノルウェイの森」
結論を言うとこれです。
村上春樹は全部同じです。
だから現時点で毎年ノーベル文学賞を取れてないのに
これから取れることはないのです。
ちなみに村上龍さんは毎年この時期になると必ずコメントを求められるそうです。
取らなかった時用のコメントも併せて用意するそうです。とんだ無駄作業です。
大学生くらいの年の男子が悶々としながら性的経験を重ねつつ、ゆるいファンタジー世界を歩き、結論は特になし。
新しいものが欲しいですね。
「1984」でしたっけ?1942?が最後に読んだ春樹小説です。同じでした。なのでそれ以降は読むのを辞めました。
良くも悪くもはずれはない。でもあたらしくもない。
水戸黄門的な予定調和というか安定感を求めるならいいと思います。
最後におすすめの春樹
私が好きな村上春樹を2点。
「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上 新装版 (新潮文庫)[本/雑誌] (文庫) / 村上春樹
話はだいたい同じですが、ファンタジー色がちょっと濃いです。おすすめ。
オウム真理教がおこした「地下鉄サリン事件」の被害者にインタビューしてまとめたものです。これはすごくいいです。
村上春樹という影響力のある人間が事件をとりあげたことによって、被害者の方々も報われる部分があるのではないでしょうか。
とても意義のある企画であり、本です。
以上。
もうノーベル文学賞とか無理だから。
村上春樹だって別にそんなのいらないと思ってるから。
カフェに集まるなよ。
春樹のこと思いやってやれよ。
自分が反対にそんなことされたらいやすぎるだろ。ほっといてあげなよ。かわいそうだよ。
自分一人で楽しんだらいいじゃん。かわいそうに。
おしまい。
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