しあわせかどうかはあなたしだい

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ヘンリー・ダーガーとかいうある意味理想の絵描き

昔の話ですがブラック企業トラベラーになる前は

イラストレーターでした。

 

このブログはほとんどブラック企業への文句ばかりで

今のところ役に立つ情報をほとんど提供できてません。

 

なのでたまには知って得する的な記事を書いてみようかなと思い立ちました。

思い立ってみました。

 

私の持ってる役に立つ情報ってなんだろう?

と考えてみた結果、おすすめの絵描きとか紹介してみようかということになりまして、

おそらく役に立つモノにはなりそうもない感が現時点でもむんむんしていますが、まあほとんど唯一の持ってる情報なのでご興味ある方は読んでください。

 

たぶん今回も長いです。ココロしてかかれ!

 

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私が描いた模写です。てきとーでごめんなさい。

 

ヘンリー・ダーガーという絵描き

というわけで、今日はヘンリー・ダーガーという人物をご紹介いたします。

生没年とかデータ的なのはWikiかなんかで勝手に調べてください。

そんな情報はどっかに転がってます。好きになったら調べたらいいんです。

作品的にも人物的にもかなりおもしろいので興味を持ってもらえたらうれしいな、というコンセプトです。

 

ヘンリー・ダーガーは81歳でなくなるまで膨大な量の絵と文章をかきました。

 

今現在彼と彼の作品をもっとも端的に表している言葉は、

仏語なら「アール・ブリュット」、

英語なら「アウトサイダー・アートです。

 

アール・ブリュット」とは「生の芸術」という意味です。

主に精神障害者の描いた絵などのことを指します。

要はアタマいっちゃってる人の絵です。私が言ってるんじゃないです。そういう定義なんです。

 

ヘンリー・ダーガーアール・ブリュット、あるいはアウトサイダー・アートの代表的な作家です。

 

彼が生涯をかけて取り組んでいた作品の名は非現実の王国で

彼はその物語を3000枚にのぼる挿絵15000ページに及ぶテキストで表現しました。

ものすごい量です。ちょっと想像できません。私には無理です。

 

でもその膨大な量のテキストと絵は彼が生きている間は誰の目にも触れることはありませんでした。

 

彼はこれを趣味でやっていたからです。

 

ヘンリー・ダーガーは友人もほとんどおらず、掃除人として働くだけの生活を送っていました。

彼はよく「ひきこもり」といわれることがありますが、ひきこもりではなくきちんと仕事をしていました。ただほとんど誰ともつきあいがなく仕事以外ではずっと家で絵を描くなどの作業をしていたのでひきこもりに近いと言えば近いかもしれません。

 

ほとんど誰もヘンリー・ダーガーに興味を持っていませんでした。

彼はいつも同じ汚れたコートを着て、ゴミをよく漁っていました。

なので周囲の人からはあまりよく思われていませんでした。

 

彼がなぜゴミ箱を漁っていたのかというと、捨てられた新聞や雑誌が彼の創作の源だったからです。

新聞や雑誌からお気に入りの写真を切り抜いては自分の創作の資料にしていました。

普通の人にはゴミでもヘンリー・ダーガーにとっては宝の山だったのです。

 

切り抜いた写真を元に彼は創作を進めます。

彼の創作の方法は切り抜いた絵を切り貼りしたりトレースしたりして組み合わせて1枚の絵を仕上げるというものでした。

 

今ならすぐにパクリだ、2次使用だとうるさくたたかれてしまいそうですが、ヘンリー・ダーガーにはその心配はありません。

 

なぜなら誰にも見せないからです。

 

これなら炎上することもありません。あなたもこの方法はいかがでしょうか?

 

 

「非現実の王国として知られる地における、ヴィヴィアン・ガールズの物語、子供奴隷の反乱に起因するグランデコ・アンジェリニアン戦争の嵐の物語」The Story of the Vivian Girls, in What is Known as the Realms of the Unreal, of the Glandeco

 一般的に「非現実の王国で」と呼ばれる彼の作品ですが、正式には上記の通りムダに長いタイトルです。

 

ストーリーをかいつまんで紹介します。

まず主人公は「ヴィヴィアン・ガールズ」という7人の少女です。

「グランデリニア」という子供を奴隷に使っている国と

「アビエニア」というカトリックの国との戦争の物語です。

ヴィヴィアン・ガールズは子供奴隷解放のため、悪の「グランデリニア」と戦います。

そしてその7人の少女にはなんとちんこがついているのです。

はは、おもしろくない?これ?

 

正直読んだことないので

物語については私が語れることは一切ないです。

 

絵がいいんです。絵が好きなんです。

 

貼り付けることはできないのでグーグル先生の画像検索で見てください。

 

ヘンリーダーガー - Google 検索

 

 

すごいいいですよ。

ちんこがついてるとかそんなのはどうでもいいです。

 

ヘンリー・ダーガーが誰にも見せないままにずっと絵を描き続けた

というところに強烈な畏怖の念と彼の作品に込められた想いを感じます。

 

本来創作とはまず自分自身を喜ばせることです。

 

彼は死ぬまで自分自身を喜ばせることを辞めなかった。

これがすごい。

私は以前、自分がイラストレーターになったときのことを書きました。

 

 

gyakutenn.hatenablog.com

 

 

この記事の中で私は

イラストレーターになるためには名乗ればいい」と言っています。

そんな私とまるで反対のことをやったのがヘンリー・ダーガーです。

かっちょいい!!

私はかっこわるかった。おカネに走ったのです。

「どんな絵描こうがカネが入ってくりゃいいんだよ」

というのが当時の私の考えでした。

 

ある意味そこにも正義はあるでしょう。

でもさ、かっこわるいよね。いくとこまでいけばそれでもよかった。

でもいくとこまではいけなかった。やめちゃった。

誰にも見せないで自分の欲求を追及して死んだら発見されておおすげえとかかっこいいよね。彼はいくとこまで完全にいきました。そこもいい。

 

 

という自分にはできなかったかっこよさと

絵の雰囲気のよさが相まって

私はヘンリー・ダーガーが好きです。

 

 

彼の画集を持ってないので、今はこれが欲しいです。


ヘンリー・ダーガー 非現実の王国で

 

 

おしまい

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