「きみのための物語」 5

「ケルベロスがあらわれた!」

 


まさとくんは聖剣エクスカリバーを何度も三頭の犬、地獄の番犬ケルベロスに振り下ろしました。

話ができるようであれば、まさとくんはなるべく怪物を殺さずに逃げてくれるように説得しました。時にはそのまま仲良くなっていっしょに親玉退治の旅に行ってくれる怪物もいました。

ただ、だいたいの怪物はまさとくんの話なんか聞いてもくれません。ただただまさとくんたちゆうしゃ一行におそいかかってくるのです。

このケルベロスもまったく話を聞いてくれませんでした。三つの口がみんなうなり声を上げて、六つの目はとても鋭く光っていました。そうしてまさとくんたちにおそいかかってくるのです。

まさとくんは、おそわれるとしかたなく、いつもそうするのですが、はじめはかわの手ぶくろをはめた手で怪物を殴ります。なるべく殺したくないのです。

それでまさとくんの強さを感じて、これはかなわない、と思わせて怪物が逃げるようにしむけるのです。

ただこの方法は、あまり強くない怪物、どっちかというと弱い怪物にしかききめがありません。

ある程度の強さを持った怪物はそのくらいでは逃げ出しません。むしろ怒ってよけい向かってきます。

殴っただけでは倒せないと判断すると今度はエクスカリバーを抜きます。もうどうしようもないので剣でやっつけるしかないのです。

 


こうして今回はケルベロスを倒しました。

ケルベロスは「銀の首輪」を持っていましたので、まさとくんの仲間がそれを拾いました。「銀の首輪」には防御力を上げる効果があります。

 


もう何度こんな戦いをしたでしょう。

 


まさとくんは怪物と戦うことが、怪物を殺してしまうことが好きではありませんでした。

 


でも、新しい怪物の親玉「武武王(ぶぶおう)」を倒すためにはしかたのないことでした。武武王は村長の大事な一人娘をさらってしまったからです。武武王を倒してさらわれた女の子を助けることができるのは復活したゆうしゃ、まさとくんしかいないのです。

 


そんなわけで、まさとくんがゆうしゃとして武武王を倒しに行く旅が始まったのです。

 


おそらくもう、いや絶対に学校のキャンプには行けないでしょう。

ここがどこなのかもよくわからないし、そもそもまさとくんがキャンプに行こうとしていたまさとくんの世界では大地震も洪水もありませんでしたし、もちろん怪物なんかいませんでした。ここはたぶん、まさとくんがいた世界とはまったく別の世界なんでしょう。

ここがまさとくんがいた世界だとわかることがいくつかあるのです。

まず大地震や洪水がなかったこと。怪物なんかいないこと。そしてなによりこの世界では体が軽いのです。跳び上がると2階建の家を飛び越えてしまうほど高く飛べます。石も岩もとてももろくて、まさとくんが殴るとお皿のように簡単に割れてしまいます。そんなわけでまさとくんは本当にゆうしゃのチカラを持ってしまったのです。

こっちの世界ではまさとくんより強い生き物はいませんでした。おそらく、武武王をのぞいては。

 

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つづく

「きみのための物語」4

それは18年前。

大きな地震が世界をおそい、続けてたくさんの雨と雷が80日間降り続きました。

 


ほとんどの地面は水で覆われ、人々は洪水から逃げるために高い山に登りました。洪水を逃れた人々は大地を捨て、山奥で生活しなければなりませんでした。

 


洪水がひくと今度は80日間雨がまったく降りませんでした。

 


山に逃れた人々も水がどんどんなくなっていき、ほとんど生き残ることはできませんでした。

 


それでも生き残った人々はなんとか暮らしてきましたが、大災害の後の地上には今まで見たことのない生き物が現れたのです。

 


その生き物たちは昔のおとぎ話にでてくる生き物にそっくりでした。

 


キメラ、スライム、トロル、サイクロプス、ケルベロス、そしてドラゴン。

 


こういった生き物たちは人間を襲いました。

数少ない生き残りの人々はこうした怪物たちにおそわれ、さらに少なくなっていきました。

 


このままでは人間はいなくなってしまう。

 


そんな時、現れたのがゆうしゃです。

 


ゆうしゃは人間ですが、それまでの人間とは比べものきならないほどとても強かったのです。ゆうしゃは体こそそんなに大きくはありませんでしたが、重さがないのかと思うほど高く跳び上がり、大人が3人がかりでやっと持ち上げるような重い武器も軽々と操りました。そしてその強さでたくさんの怪物たちを次々に倒していきました。

 


なかでも特に強かったのは「ゆうしゃまさと」でした。

 


それまでもたくさんのゆうしゃたちがいましたが、怪物たちの親玉「蛾蛾王(ががおう)」にはどんなゆうしゃも勝つことができませんでした。

 


その怪物たちの親玉「蛾蛾王」をはじめて倒したのが「ゆうしゃまさと」です。

 


まさとは「伝説のゆうしゃ」として、人々に語りつがれる存在だったのです。

 

 

 

そして現在。

 


ゆうしゃが蛾蛾王を倒してからも怪物たちはいました。でも蛾蛾王からの呪縛から解き放たれた怪物たちはもう人をおそうことはなく、人間と怪物がうまく暮らす世界が訪れました。

 

 

 

しかし突然、また怪物たちが人をおそいはじめます。

 


そうです、蛾蛾王に代わる別の怪物の親玉が現れたのです。

 


人々は蛾蛾王がいたころのことを思い出して、恐怖に打ちのめされていました。

 


「ああ、こんな時ゆうしゃさまがいてくれたら」

 


誰もがそう思っていました。

 


そして人々は「ゆうしゃ復活の儀式」をおこなったのです。

 


そこに現れたのが、キャンプに向かう通学路から迷い込んだまさとくんだったのです。

 


まさとくんは「伝説のゆうしゃまさと」が使っていた聖剣エクスカリバーを見事に抜き、ゆうしゃまさとの復活を人々に見せたのです。

 


そしてまさとくんは「伝説のゆうしゃ」と偶然にも同じ名前だったのです。しかしこれは果たして偶然なのでしょうか?どうなるまさとくん?どうなるゆうしゃ?まさとくんは無事キャンプに参加できるのでしょうか?

 

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つづく

 

さくらももこさんの絵本「グンナイ」を花王ニベアがくれた

 

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年長さんの息子が、幼稚園でさくらももこさんの絵本をもらってきました。

花王がくれたみたいです。

 

www.kao.com

 

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絵本「グンナイ」ストーリー: 蘭  イラスト:さくらももこ のあらすじ

 

おかあさん、おにいちゃん、わたし(女の子)の物語。

おにいちゃんはいつもわたしをたすけてくれる。

こわいとき、かなしいとき。

わたしはこわい夢をみるのがこわくて、

ねむれなくなっちゃった。

おかあさんとおにいちゃんが

ニベアの魔法をかけてくれた。

ありがとう、おにいちゃん。

 

というようなお話です。

 

 


ニベア花王 ニベアクリーム グンナイ イラスト/さくらももこ

天才エッセイスト さくらももこ

ストーリーはさくらももこさんではないので、さくらももこさんの著作、まんが「ちびまるこちゃん」の4巻に収録された「夢の音色」にもあるように、学校で受けた模試の採点に「現代の清少納言」と書かしめるエッセイストとしてのおもしろさはこの絵本では感じることができません。

 

でも、つい先月亡くなられたさくらももこさんを偲んで、思いをはせるのにいいきっかけになりました。

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やるじゃねえか、花王さんよ。

 

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ニベアも売れるといいね。

 


限定 NIVEA さくらももこデザイン ニベアクリーム 3種セット 花王 ちびまるこちゃん 青缶

おしまい

 

 

gyakutenn.hatenablog.com

 

 

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「きみのための物語」 3

「ゆうしゃさまだ!ゆうしゃさまが復活した!」

 


おじいさんは振り返っておおぜいの人に向かって叫んだのです。

 


すると歓声はいっそう大きくなりました。

おおぜいの人たちはみんな口々にまさとくんの名前を呼んでいます。

 


「ゆうしゃまさとが復活したぞ!」

「まさと、まさと、まさと!」

 


まさとくんはもうわけがわかりません。

 


なんでみんなぼくのこと知ってるの?

ゆうしゃってなに?

復活ってなに?

 


まさとくんの頭の中は「はてな?」でいっぱいになりました。

 


「ちょっと待て!!」

突然大きな声がして、歓声がぴたりと止まりました。

 


ひとりの男が立ち上がってまさとくんを指差しています。

 


「その人が本当にゆうしゃなのか?本当にゆうしゃは復活したのか?」

 


さっきまであんなに歓声をあげていたみんなもざわざわと騒ぎ始めます。

 


「おれは確かめてみるまではその人をゆうしゃとは認めないぞ!」

 


するとまさとくんの手を握っていたおじいさんがまさとくんに向き直ってこう言いました。

 


「まさとくん、あなたが本当のゆうしゃがどうか証明してください」

 


おじいさんはまさとくんの手を引くとピラミッドの頂上の脇の方へと連れて行きました。

 


そこには大きな台があり、一本の剣が刺さっています。

 


「まさとくん。あなたが本当にゆうしゃならば、この剣を抜いてください。できるはずです。」

 


ゆうしゃってなに?ぼくはゆうしゃなんかじゃない、ぼくはキャンプに行きたいんです、とまさとくんは言いたかったのですが、ものすごいおおぜいの人たちがみんなまさとくんをじっと見つめているのでとても言いだせませんでした。

 


しかたがないので、まさとくんは言われるがままに剣を抜いてみることにしました。

 


大きな岩に刺さっている剣の前まできてみると、どんな剣なのかがよく見えました。

剣はとても立派でとても重そうに見えました。握る部分には飾りがたくさん彫られていて、たくさんの宝石がはめこまれていました。刃の部分もただまっすぐな鉄があるだけではなく、握る部分からの飾りが刃の部分まで伸びてからみあっていて、そこにも赤いきれいな宝石がはめこまれています。

 


こんな大きくて重そうな剣、ぼくに抜けるわけがない、と思う気持ちと、こんな剣とっとと抜いて早くキャンプに行かなくちゃ、という気持ちと、でももしこの剣を抜くことができなかったらぼくはいったいどうなってしまうんだろう、という気持ちがぐちゃぐちゃに混じって、しかもここはいったいどこなんだろう、ゆうしゃとかいったいなんのことなんだろう、とかさらに考えだすと、まさとくんはもう泣き出したいような逃げ出したいような、涙が出そうになってきました。

 


でもまさとくんはやっぱりキャンプのことを思い出しました。

 


そうだ、何があってもぼくはキャンプに行くんだ、こんなところで泣いたりしてる場合じゃない、と思うとチカラが湧いてきました。

 


ぼくがゆうしゃだろうがゆうしゃでなかろうがそんなことはどっちだっていい。でもたぶん、ぼくがこの剣を抜けなかったら、このおおぜいの人たちはぼくをこのまま行かせてくれたりはしないだろう。とにかくこの剣を抜いてしまうんだ。

 


そう決めてまさとくんはつか(剣を握る部分)に手をかけました。その瞬間でした。

 


「待て!!」

 


また誰かが叫びました。

おおぜいの人たちの方を見ると、さっき大声をあげた男でした。

 


「まずおれにやらせてくれ!おれこそが本当のゆうしゃだ!」

 


男はそう言いながらまさとくんがいる剣のところまでおおぜいの人たちをかきわけてやってきました。近くで見るとその男はとても大きくてたくましい体つきでした。お父さんよりも、いや今までまさとくんが会ったどんな人よりも大きかったのです。

いったい何を食べたらこんなに大きくなるんだろう、とまさとくんはうらやましくなりました。

そして男はまさとくんを見ようともせずに、片手で犬でも遠ざけるようにまさとくんをはらうと、剣のつかに手をかけました。

 


「おらあああああっ!!」

 


大きな掛け声とともに男はチカラいっぱい剣を引き抜こうとしました。むきだしになった腕の筋肉が硬くこわばってチカラが込められているのがまさとくんの目にもわかりました。

 


しかし、剣はぴくりとも動かないのです。

 


男はなおもチカラをこめて剣を抜こうとします。剣は同じくまったく動きません。男の額に血管が浮き出ています。

 


「くそおっ!!!」

 


男はついにあきらめて剣から手をはなしました。そして肩を上下に大きく揺らし、切れぎれの息でこう言いました。

 


「このおれにも抜けない伝説のエクスカリバーを、こんな子供が抜けるわけがない!」

 


エクスカリバー?

 


エクスカリバー!!

 


なんとこの剣はエクスカリバーですか!?

 


あの伝説の剣エクスカリバー。

 


まさとくんはたちまちやる気が湧いてきました。ぼくがエクスカリバーを抜いてやる!とそんな気持ちになったのです。

でもあの大男に抜けなかった剣です。小学生のまさとくんが抜けるとはとても思えません。どうすればいいんだろう。チカラ、もっとチカラがあれば…。

 


するとまさとくんはお父さんにもらった手ぶくろのことを思い出しました。

 


お父さんはこう言っていました。

 


「このかわの手ぶくろをはめれば何十倍もチカラがわいてくる」

 


まさとくんはすぐにリュックをおろすと、いちばん上に大事にしまっておいたかわの手ぶくろを取り出しました。

 


そしていつも寝る前にちょっとだけはめてまさとくんの手にもうすっかりなじんだかわの手ぶくろを、ゆっくりと両手にはめました。

今までだって何度はめてもチカラがわいてくるのを感じたことはありません。でもまさとくんはお父さんの言葉を信じていました。

 


かわの手ぶくろをはめたまさとくんは手を二、三度ぎゅっぎゅっとにぎると、剣の方へゆっくり手をのばしました。

 


剣のつかをにぎるとかたい鉄の感触がかわの手ぶくろをとおして伝わってきます。

 


まさとくんは小さな声で「いくぞ」とつぶやくと、腕にチカラをこめて一気に剣を引き抜きました。剣はなんの抵抗もなく見事にするっと岩から引き抜かれたのです。

 


一瞬の静けさのあと、先ほどより大きな歓声が上がりました。

 

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つづく

 

 

 

 

 

「きみのための物語」2

まさとくんはそのまま気を失っていたようです。

 


どれくらい時間がたったのでしょう。気がつくと背中がひんやりとしていました。どうやら大きな岩の上に寝ころんでいるようです。

 


体を起こしてみるとどこも痛くないので、ケガはないようです。まさとくんはここがどこなのかと思うより先にケガをしていないことにほっとしました。ケガしてしまったらキャンプに行けなくなってしまうからです。

 


安心したら今度は不安になってきました。だって学校へ向かって通学路を歩いていたはずなのに、ちょっと横道に入っただけなのに、今まさとくんはまったく知らない岩の上にいるのです。しかもあたりは真っ暗です。なんだかわけがわかりません。どれだけ眠っていたのかもわかりません。

でも、突然暗闇に放り出されてしまった怖さは少しもありませんでした。なぜならまさとくんは暗闇よりもキャンプにいけない不安の方が大きかったからです。

 


集合時間に遅れたらどうしよう、ケガなんかしてなくても時間に遅れたらキャンプには行かれない、そんなことばかりが頭の中をぐるぐる駆け巡って、暗闇を怖がることなんてちっともできなかったのです。

 


だんだんまさとくんの目が暗闇に慣れてくるとあたりの様子が少しずつわかってきました。どうやらここは洞窟のようです。

そして洞窟は完全な暗闇ではなく、うっすらと光があります。光はずっと向こうの少し上の方から入ってきているようです。

すっかり暗闇に目が慣れると、まさとくんは起き上がって、光がさす方へと登って行きました。洞窟の中は坂道になっていて、まさとくんが目を覚ました岩は洞窟の一番奥の一番低いところにありました。そこから坂を上っていったところからどうやら光が差しているようです。つまりあの光が入ってきている場所は洞窟の出口に違いないのです。

 


まさとくんはもうケガの心配なんか忘れて出口に向かっていきおいよく走り出しました。ケガなんかしなくたって時間に遅れてしまえばキャンプには行けなくなってしまう。

 


そうだ、たとえ集合時間に遅れてしまってもお父さんにキャンプの島へ渡るフェリーの港まで車で連れて行ってもらおう。ここがどこだかはわからないけど洞窟を出れば誰かいるはずだ。大人がいたらその人にお願いしてお母さんに電話をかけてもらおう。ぼくはお母さんの電話番号おぼえているから大丈夫だ。そうしてお母さんに迎えにきてもらってお父さんに車で乗せていってもらえばキャンプには行けるよ。学校から港までのみんなとのバスの旅はなくなっちゃうけど、島でキャンプできればそれでいいんだ。とにかくぼくはキャンプに行くんだ。このまま時間に間に合えばいちばんいいんだけれど。

 


そんなことを考えながら、洞窟のゴツゴツした岩場を飛ぶように駆け上がっていきました。ふしぎととても体が軽く感じられます。まるで飛んでいるようにすいすいと坂をのぼっていきます。ふだんならこんな石がゴツゴツしているところを走ったら絶対つまずいてしまうのに、今はまったく平気です。まるで風にでもなったかのようです。チカラいっぱい走っても息も少しも苦しくありません。

そうやってしばらく走っていると、だんだんとあたりが明るくなってきました。洞窟の出口が近くなってきたのです。そうしてまさとくんはとうとう洞窟の出口にたどり着きました。

 


洞窟の出口は思ったよりも大きく、土曜日にお祭りで行った町の商店街の門くらいありました。

 


洞窟から出るとそこは本で見たピラミッドのような石段のてっぺんでした。そしてそのピラミッドの石段のところにはたくさんの人がいました。しかもみんな突然ピラミッドの頂上に現れたまさとくんを見ているのです。

ピラミッドの石段にびっしりと並んだおおぜいの人たちはみんなびっくりしたような顔をして、誰も声を立てませんでした。こんなにたくさんの人がいるのに誰も話していないのです。まさとくんはその静まりかえったようすに思わず立ち止まってしまいました。

 


するとその瞬間、石段に並んだたくさんの人たちがいっせいに大きな声をあげました。

 


うわあ、とか うおおとか、とにかく喜んでいるような、そんな声がたくさんの人の口からいっせいに出てきたのです。それはまさとくんを歓迎しているようでした。

 


まるで地鳴りのような歓声はまったくなりやむことがありません。まさとくんはいったい何がおこったのかまったくわからずにただただそこに立っていました。

 


するとそのたくさんの人の中からおじいさんがひとりまさとくんの方に近づいてきました。おじいさんは目を大きく見開いて驚いた様子です。口もとはうっすらと笑っているように見えました。大きく開けた目でまさとくんをじっと見ています。

そしてまさとくんの目の前まで来ると突然まさとくんの手をにぎってこう言ったのです。

 


「おおお!ゆうしゃさま!」

 

 

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つづく

「きみのための物語」 1

その日は学校のイベントで

みんなで島にキャンプに行く日でした。

まさとくんははじめてのクラスメイトとのキャンプでうれしくてうれしくて

ウキウキしながら持ち物を用意しています。

 


お弁当、寝袋、300円分のお菓子、水着、着替え、

そして特別にお父さんからもらった革の手ぶくろ。

今日のキャンプのためにお父さんが買ってくれたのです。

まさとくんに手ぶくろをわたす時お父さんはこう言いました。

 


「いいかい、まさと。

この手ぶくろは革でできた特別製だ。キャンプの時はこれをつけるといいよ。きっとまさとのチカラが何十倍にもなるから」

 


まさとくんは手ぶくろをつけたくらいでどうしてチカラがたくさん出せるようになるのか、ぜんぜん理由がわかりませんでした。

でも、お父さんが買ってくれた革の手ぶくろはとてもかっこよかったので、もらったその日からまさとくんはいつもまくらもとに手ぶくろをおいていっしょに寝ました。それほど手ぶくろはかっこよくて気に入ったのです。まさとくんは早くキャンプに行って、革の手ぶくろをつけて、自分のチカラが何十倍にもなることを毎日想像しながら眠りにつきました。そして毎晩キャンプの幸せな夢を見ました。

 


まさとくんはリュックにぜんぶの荷物をつめたあと、一番上にその革の手ぶくろをのせました。いつでもすぐに取り出せるようにしておいたのです。

 


かわの手ぶくろをしまって、ついにキャンプの用意ができました。

 


まさとくんは意気揚々と玄関のドアを開けます。

 


「いってきまあす!」

 


空は雲ひとつない快晴です。

 


「いいキャンプになるぞ」

 


まさとくんは駆け出したい気持ちをおさえてしっかりと学校への道を歩き出しました。あせって転んでケガでもしたらキャンプに行けなくなるかもしれません。ここまできてそれだけは絶対にイヤです。

 


毎日通っている通学路がいつもとどこか違って見えます。ブロック塀の向こうからのぞく木の枝も、そこに生い茂る葉っぱも、暑くて溶けそうな黒いアスファルトもいつもより色濃く、鮮やかな色に見えるのです。まさとくんの体の中はすっかりキャンプへの喜びで満たされていたのです。

 


そんないつもと違って見えるいつもの通学路にまさとくんはふいにおかしな感覚を覚えました。

 


なんか変だな、と思ってよく気をつけてあたりを見てみました。

 


するといつもの通学路のブロック塀の先に見覚えのない横道があります。

 


「あれ、こんな道あったかなあ…」

 


まさとくんは不思議に思ってゆっくりとその横道の前に歩いて行きました。

 


「こんな道見たことないなあ…」

 


そういえば、いつも学校に行く時、帰る時は友達とおしゃべりしたり、棒や石を拾って遊んだりで、通学路がどうなっているのかなんて気にしたことなんかなかったのです。

 


ここにこうして横道があったのかどうか、まさとくんはよく思い出してはみましたが、あったともなかったともはっきりとはわかりません。

 


でも今日はとにかく待ちに待ったキャンプの日です。まさとくんは思い直して横道のことなんてもうどうでもいいや、と学校へ向かって歩き始めました。

 


でも、一歩二歩三歩進んだところでピタリと足が止まってしまいました。

どうにもこうにもあの横道が気になってしょうがないのです。

 


ええい、とまさとくんは思い切りよく横道までいったん戻りました。

 


どうせそこまで行ったらすぐに知ってる道につながっているに違いない、さっさと確かめて学校へ行こう、と思い定めたのです。

 


そうと決めたら脇目も振らず、まさとくんはどんどん横道に入って行きました。

 


しかしちょっと進んだだけでまさとくんはまたおかしなことに気づきました。

 


「こんな道、ぼく通ったことない」

 


その横道はまさとくんがまったく知らない道だったのです。

 


こんな道絶対今までなかった、なんかおかしい、もう引き返そう、とふりかえったその時です。

 


ドーン!と大きな音がして、まさとくんの目の前が真っ暗になりました。

 

 

 

 


そのまままさとくんは真っ暗な世界に落ちていくような、深い深い穴にゆっくりと落ちていくような、そんな感覚になりました。

 


そしてまさとくんのまわりは真っ暗な世界になってしまいました。

 

 

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つづく。 

 

 

 

 

息子の誕生日にオリジナルの本を書いて贈る

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以前、「子供の誕生日には絵本を書いて贈る」という話を書きました。

 

 

gyakutenn.hatenablog.com

 

お金がないので、子供のご希望のおもちゃなんかを買ってあげる余裕はないのです。

だから100均でノート買ってきて、子供が主人公のオリジナルの絵本を作ってあげるのです。

 

 

8歳にはもう絵本は喜ばれない(かも)

しかしながら、長男は今年で8歳になります。

我が家には「読書タイム」なるものがあって、

寝る前の30分~1時間ほど家族全員で読書をします。

小学2年生の長男が今はまっている本はこれです。

 


怪人二十面相 (少年探偵)

 

江戸川乱歩の「少年探偵」シリーズ。

そう、明智小五郎と怪人二十面相のたたかいです。

ほんとは主人公は小林少年率いる「少年探偵団」っぽいですが。

 

誕生日プレゼントに子どもが今ハマっているものを贈るのは鉄則です。

 

さすがに明智小五郎vs怪人二十面相みたいなのはかけませんので、とりあえず絵本にしようと思ってたネタの文章量を増やすことにしました。

 

ブログを書いているおかげかわかりませんが、長い文章を書くことには全く抵抗なくスラスラ書けました。

 

むしろ長くなり過ぎて困っています。

 

そして、ダイソーに文庫本みたいなノートが売ってたので「これだ!」と思い今回は文章多めの本スタイルにしました。

 

息子のために書いたオリジナルの本

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タイトルは「きみのための物語」

 

息子が異世界に飛ばされてドラクエ的な世界で冒険するお話です。

 

挿絵も入れてみました。

 

そこは元イラストレーター。絵はてきとーですがw

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「きみのための物語」あらすじ

 

・学校のイベントでキャンプに向かう途中、いつもの通学路に見たことのない道が

・気になってしょうがないのでいってみる

・突然雷に打たれ、気がつくとどこかわからない世界に

・「ゆうしゃ」として持ち上げられ魔王討伐の旅に

・さあ、どうなる?無事にキャンプにいけるのか?

 

というようなストーリーです。

 

まあ別に誰も興味ないとは思いますが、

せっかく書いたので公開します。

 

長いので分割してお届けします。

 

本日はさわりのみ。

 

 

 

 

 

 

「きみのための物語」

 

その日は学校のイベントで

みんなで島にキャンプに行く日でした。

まさとくんははじめてのクラスメイトとのキャンプでうれしくてうれしくて

ウキウキしながら持ち物を用意しています。

 


お弁当、寝袋、300円分のお菓子、水着、着替え、

そして特別にお父さんからもらった革の手ぶくろ。

今日のキャンプのためにお父さんが買ってくれたのです。

まさとくんに手ぶくろをわたす時お父さんはこう言いました。

 


「いいかい、まさと。

この手ぶくろは革でできた特別製だ。キャンプの時はこれをつけるといいよ。きっとまさとのチカラが何十倍にもなるから」

 


まさとくんは手ぶくろをつけたくらいでどうしてチカラがたくさん出せるようになるのか、ぜんぜん理由がわかりませんでした。

でも、お父さんが買ってくれた革の手ぶくろはとてもかっこよかったので、もらったその日からまさとくんはいつもまくらもとに手ぶくろをおいていっしょに寝ました。それほど手ぶくろはかっこよくて気に入ったのです。まさとくんは早くキャンプに行って、革の手ぶくろをつけて、自分のチカラが何十倍にもなることを毎日想像しながら眠りにつきました。そして毎晩キャンプの幸せな夢を見ました。

 


まさとくんはリュックにぜんぶの荷物をつめたあと、一番上にその革の手ぶくろをのせました。いつでもすぐに取り出せるようにしておいたのです。

 


かわの手ぶくろをしまって、ついにキャンプの用意ができました。

 


まさとくんは意気揚々と玄関のドアを開けます。

 


「いってきまあす!」

 

 

 

 

 

 

 

つづく。

 

 

 

 

 

はてなブログで1年間ブログを続けてみた

2018年9月21日、はてなブログでこの「しあわせかどうかはあなたしだい」ブログをはじめて丸1年が経ちました。おめでとう。ありがとう。

 

たいていのことは長く続かない私がとりあえず1年ブログを継続できたことはまあいいことです。

とにかくとりあえずは1年間続けた自分を褒めます。よくやったぞ、おれ。

 

「今さらブログかよ」感をひしひしと持ちながら始めたはてなブログですが、今でもどんどん後続が増え続けているようです。

これからブログを始める人、始めたもののどうすればいいかわからずに困っている人にまあ多少なりとも参考になれば、と思い、1年間を振り返ってみます。

 

 

 

というのはまったくのウソで、1年間書いたならこれはネタになる、というゲス根性丸出しでブログ1年間の運営報告というか、感想をとりとめもなく書いていこうかと。

 

 

 

はてなブログを1年間続けた結果(稼いだ金額)

まず現在のご報告。

 

もともとブラック企業を辞めるために「ブログで稼ごう!」と思い立って手を出しました。

なので

「はてなブログで1年続けて今どれくらい稼げているのか」

をまずは紹介していきます。

 

 

 

ブログで1年間に稼いだ金額(ざっくり概算)

グーグルアドセンス累計:約20,000円

メルマガ登録誘導:約15,000円

他:1,000円くらい

 

 

まあ、惨憺たる結果です。

どうやってこれで会社辞められるのでしょうか?

どうやって家族を養っていくのでしょうか?

 

やっぱりね、甘くはないんだよ、ブログで稼ぐなんて。

 

 

はてなブログを始めた経緯

ブログで稼ぐ、と決めてから、その手の情報を調べまくり、メルマガにアホほど登録し、1日200件超のメールが送られてくるようになりました。

ブラック企業社畜の私としてはそんな大量のメールを全部読んで理解して、なんてことをしている時間があるはずもなく、増え続ける大量のメールを削除することだけに多大なる時間を費やすという、わけのわからない日々がしばらく続きました。

 

まあでも削除するのみでも多少は読んでみたりするわけです。

 

しかしどんなメルマガもどんな情報も同じことが書いてあります。

ブログで稼ごうと思っている方ならご存知でしょうが、何見ても、どう調べても、

「ブログで稼ぐなら独自ドメインとワードプレス1拓」

と書いてあります。

 

そして

「とにかく始めなけりゃ始まらない」という至極当たり前のことをみなさんおっしゃるので、私も当時は冷静ではなく、「そりゃそうだ、とにかく始めなきゃ始まらない」ということで、あまたのブログで稼いでいる先駆者たちの意見を鵜呑みにし、はじめは「独自ドメイン」+「ワードプレス」でのブログ運営を始めたのでした。

 

始めたはいいが、アクセスがない。

少ないとかいうレベルではなく、アクセスなしです。ゼロです。

始めなけりゃ始まらないのですが、これでは始めただけで意味が全くない。

 

またいろいろ調べます。

 

するとどうも

「はてなブックマーク」

というシステムがいいらしい。すごいらしい。

 

なにがどうすごいのかというと

はてなブックマーク、通称「はてブ」がつくと、アクセスが大量にくるようなのです。

そしてその現象を「バズる」というのだそうです。

 

おっしゃ、ほんならおいらもはてブでバズるぞ!と意気込んではてなブログを始めたとまあこういうわけです。

 

 

 

「バズった」のか?「バズった」ことはあんのか?

「じゃあ、このブログははてなブログでバズったことあんの?」

気になりますよね、ここ。

 

結論から言いましょう。

 

 

「バズったことはあります!(小保方風)」

 

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最高は1日3000PVです。

まあ、大したことはないんですけどね。

しかもそれはこのしあわせブログではなくて、結局独自ドメインとワードプレスのやつでした。

独自ドメインとワードプレスのやつは「都市伝説ブログ」で今もほとんど更新していないんですが、たまにやばいことになります。

 

それとこのブログがあまりにも愚痴とボヤキでぜんぜん役に立つ情報を提供しないので、もうひとつ「ブログで稼ぐ」だけに特化したブログをはてなで書いています。

そちらも例の「山口達也メンバー」の時に3000PVを記録しました。たしか。私の記憶がたしかならば。わかんね。もう忘れた。

 

このブログは最高1500PVだったはずです。

たしかベイブレードの記事がクリスマスに爆発したんだな。

 

gyakutenn.hatenablog.com

 

 

 ぶっこわれやすいんですよ、この「無限ベイスタジアム」という商品は。

おそらくクリスマスイブにお父さんがこっそり息子の枕元に置いて、起きたら

「うわー!やったー!サンタさんきたー!」とばかりに封を開け、

「ねえねえおとうさん、これ遊んでみてもいい?」

「あ、もちろんだとも!」てな会話が繰り広げた後、何回かいい感じで遊ぶんだけど、

「お、おとうさん・・・」

「どうした?」

「なんかうまく動かないよこれ」

「え?もう壊したの?」

「ぼく壊してないよ」

「壊してないって、おま、これ壊れてるじゃないか」

「だってぼく壊してないもん」

「いいか、いつも言ってるだろ、大事に使えって」

「でもぼくだいじにしたもん」

「壊れちゃったら大事にしてることにならないじゃないか」

「ほんとだもん、ぼくだいじにしたもん!」

 

うえーーーーーーーーーっ!!

 

てなやり取りがあったあと

おとうさんが

「まじでこれ子供がこわしたのか?いくらなんでも当日壊すとかするか?」

とか思って、

 

「よし、グーグル先生に聞いてみよう」

 

となった結果なんでしょうね。おそらく。

 

てか、このやり取りがウチでは行われたもんで。

 

 

 やっぱり「知りたい」が書いてあると見てもらえる

 まあこのようにですね、とりとめもない自分のまわりのことを書いていてもそれが「検索されやすい情報」、つまり「知りたい」と思う情報だった場合には見てもらえるんですね。

 

さんざんみなさんが言っておりますが。

 

もちろん、収益化がブログを書く最終目的なのはかわりはないですが、

このブログは私のストレス発散のためにこれからもてきとーに書いていきます。

それなりにアクセス目当ての記事も書くし、

それなりにゲスい記事もあると思いますが、

基本的にはただ吐き出したり、メモというか記念碑的に書いているだけなので、読まなくていいです。

 

ちなみに、「都市伝説のブログ」は

「将棋の藤井聡太を育てた伝説の棋士『デクシ』」

の記事がアメトークで将棋芸人かなんかの回の時にバズりました。

 

私はほとんどテレビを見ないので

なぜ急にアクセスがきたのかさっぱりわかりませんでした。

知り合いに教えてもらってやっとわかった次第です。

 

やっぱりテレビの影響力ってまだまだすごいですね。

 

もうひとつの主に芸能ネタのブログはもちろん

「山口達也メンバー」の例の事件の時に速攻書いたのがうまいことはまったみたいでものすごいアクセスを稼ぎました。

 

と思ったら、ちがうわ、『漫画村』の記事だったわ。

 

全然覚えてない。ひどいね。

 

 

今後はこのいわゆる「トレンドブログ」に力を入れて収益化を目指そうと思います。

 

はてなブログを1年続けた感想

収益化の目標はぜんぜん達成していませんが、

ブログを続けていちばん収穫だったのは

 

私は文章を書くことが結構好き

 

ということがわかったことです。

 

もともと説教好きで、飲みに行ったりするとスイッチがはいると

ずーーーーーーーーーーーーっとしゃべってます。

独演会です。

結構笑いも取れます。

そして独自の論理を展開します。

たいていのひとは笑いますが、本人大真面目です。

誰もわかってくれません。

 

でもそんな私の独演会を好きになってくれて

飲みに誘ってくれる人もちらほらいます。

 

まあ、地方都市に移住してしまったので今は誰もいないのですが。

 

 

 

 

ブログの可能性

1年で4万円も稼げてない私ですが、ブログの可能性は感じています。

 

もう学校で教わった「我慢しろ、努力しろ」という努力教はやめた方がいいです。

学校で、社会に出て、ずっとずっとすりこまれるこの努力教は

つまるところ「お金儲けした人は偉い」という考え方です。

 

もちろん社会の中で生きていくにはお金は必要ですが、

必ずしもお金儲けがうまい人が偉いわけではありません。

 

お金はそんなにたくさんなくても

好きなことや得意なことをずっとやれれば

その人の人生はしあわせです。

 

お金を稼ぐことが成功ではありません。

お金をいっぱい持っていることがしあわせではありません。

 

いろんな人がいていろんな価値観がありいろんなしあわせがあるはずです。

 

そういう意味での本当の個性を活かせるような

お金の稼ぎ方、社会への参加の仕方が

ブログにはあります。

 

今は貧乏で

お金もなければ、

会社にほとんどの時間を拘束され

自由な時間も少ないので

私にとってはお金がいっぱいあれば

時間も自由になる、

という考えが頭を支配していますが、

やっぱりお金がいっぱいあっても

時間が自由にならなければ

しあわせにはなれないです。

 

まあお金がいっぱいあれば時間を買えますけどね。

 

自由な時間を手に入れて

子供たちの休みに楽しく遊ぶのが今の目標です。

 

 

はい、いつものようにまとまりなくこれにて終了です。

 

 

現場からは以上です。

 

 

おしまい

 

 

 

 

セブンでななこにチャージしたら

コカコーラ プラス コーヒー買おうと思ってセブンに入った。

ナナコの残高が100円なかったんで

「ナナコで。1000円チャージで」

って言ったら店員さんが

 

 

「今1000円チャージしたらマヨネーズ差し上げてるんですが、いりますか?」

 

 

え?

 

もちろんいただきます!

 

というわけで1000円チャージでマヨネーズゲットした。

画像なし。

 

 

おしまい

【コカコーラ プラス コーヒー】を飲んでみた

フランキーか、むーさんか。

コーラ好きと言われれば、私。むーさん。

 

そう、コーラ好きのおっさんです。

 

ついに出ました、「コカコーラ プラス コーヒー」

いったいどんな味なのか飲んでみました。

まあだいたい想像はつきますが。

 

コーラのバリエーションが最近増えている

 

最近はコカコーラ社はやたらと攻勢をかけています。

 

コカコーラピーチ(失敗)

 

コカコーラクリア(大失敗)

 

コカ・コーラフローズン(びみょー)

 

 

コカコーラの過去の失敗作たち

 

gyakutenn.hatenablog.com

 

 

gyakutenn.hatenablog.com

 

 

gyakutenn.hatenablog.com

 

 

 

 

など新商品目白押しです。

 

そしてついに「コーヒー味のコーラ」を出してしまいました。

 

私の持論として

 

「水の次にたくさん飲まれている飲み物は黒い」

 

というものがあります。

 

つまりは水以外なら

コーヒーとコーラが世界でいちばん飲まれている飲み物ということです。

 

これはあなたも納得のいくところではないでしょうか。

異論はないはず。

異論反論、オブジェクション!カーン。

 

検証してみたことはありませんが、コーヒーとコーラの飲料数を足せば、なんなら水も抜いてしまうのではないでしょうか。ドリンクとしての消費量が。

 

飲料としての水の消費量を計ることは難しいですし、コーヒー作るのにもコーラ作るのにも水はいるはずですから、まあ計りようがないんですけどね。

 

「コカコーラ プラス コーヒー」実食!

 

実食というか実飲ですけどね。

そんな日本語があるならば、ですが。

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本日は撮影用にわざわざグラスに注いでみました。

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撮影に気をとられていたら、泡がすごいことになっちゃいました。

 

 

 

おお!この時点でほのかに香るコーヒーの匂い。

 

そして泡持ちがいい。

 

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牛乳を飲んだ後のグラスを洗わずにそのままコーラ注いじゃったような泡持ちの良さです。

 

なんでおまえそんなこと知ってんの?

 

と聞かれれば

 

やったことがあるから

 

 

と答えるしかありません。

 

こうして文章にしてみると自分でも気持ち悪いです。気が狂ってるとしか言いようがないです。

 

「コカコーラ プラス コーヒー」をとうとう飲んでみた

 

さあ飲むぞ!

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うーん!

コーヒー風味のコーラだ。

 

そうとしか言いようがない。

 

コーヒー風味のコーラです。

 

例えて言うなら

コーヒーを飲んだ後のグラスを洗わずにそのままコーラ注いじゃったような味です。

 

 

なんでおまえそんなこと知ってんの?

 

と聞かれれば

 

やったことがあるから

 

 

と答えるしかありません。(リフレイン)

 

こうして文章にしてみると自分でも気持ち悪いです。気が狂ってるとしか言いようがないです。

 

 

というわけで、

「コカコーラ プラス コーヒー」の味は想像通りでした。

 

まあいいんじゃないの。

 

「コカコーラ プラス コーヒー」の感想まとめ

 

「コカコーラ プラス コーヒー」の味は

コーヒーを飲んだ後のグラスを洗わずにそのままコーラ注いじゃったような味。

 

 でも最近のコカ・コーラの新製品の中ではばつぐんに当たり。

 

 

 

以上

 

 

おしまい

 

 

 

 

 

 

 

「煮込みミートソースパスタ」が超絶うまい

煮込みハンバーグ

煮込みうどん

モツ煮込み。

 

「煮込み」ってうまいですよね。

「煮込み」ってうまそうな響きですよね。

 

同意してくれなくてもいいですが。

 

「煮込みパスタ」って知ってますか?

 

知らないですよね。さっき私が思いついたんです。

 

と思ってグーグル先生に聞いてみると

意外に流行ってるようです。まじか。

 

おれの大発明と思ったのに。まあいいか。

 

今回は「煮込みミートソーススパゲッティ」を作ってみました。

 

 

【材料】

・パスタ

・レトルトのミートソース

・玉ねぎ(あれば)

・にんにく(あれば)

 

【作り方】

まずパスタをゆではじめます。

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ゆであがるまでの間にソースを作ります。

にんにくとタマネギをてきとーにみじん切りにします。

みじん切りをフライパンで炒めます。弱火で。

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これはなくてもいいです。

レトルトのミートソースは具が貧相なのでかさましです。

ひき肉を加えるのがいちばんいいです。

 

 

ある程度火が通ったらレトルトのミートソースを入れます。

パックの中にこびりついているソースももったいないので

水を入れてかるくすすぎ、その水も加えます。

煮込むので少し水分を足した方がいいのです。

そのまま煮込みます。

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パスタを標準ゆで時間より2分前に引き上げます。

なぜって?

煮込むからです。
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2分短くゆでたパスタを

そのままミートソースに投入。
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あたりまえですが2分煮込みます。
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2分後。

てきとーに思いついただけなので

これで煮込まれてるのかどうかは食べてみないことにはわかりません。

あと写真が上下逆です。
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あとは皿に盛りつけて、庭に生えているバジルをのせれば完成です。
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すてきやん!
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感想

 

う、うまい!

うますぎる!

埼玉銘菓十万石まんじゅう。

 

 

おしまい

 

 

夏休みに気をつけたい子供の病気「プール熱」とは?

「プール熱」って知ってますか?

39℃前後の熱が数日から1週間ほど続くという恐ろしい病気です。

 

先日私の息子7歳がこの「プール熱」にかかりました。

しかもブラック社畜のこの私がたった3日しかない夏休みを狙い撃ちで。

 

ああかわいそうな息子。

 

せっかくの待ちに待った家族全員の夏休みに寝て過ごすなんて。

 

 

 

 

 

プール熱とは?

 プール熱とは、主にプールの水を介して感染するウイルスによる熱症状のことです。

年間を通して発生しますが、プールの水を媒介とすることが多いので6月末頃から夏にかけて流行します。

 

プール熱はどんな症状?

主な症状は熱です。

39℃前後の発熱が数日から1週間程度続きます。

他には、のどの痛み、目の充血などがみられ、頭痛や食欲不振が続くこともあります。

眼の症状として、充血し、涙が多くなり、まぶしがることもあります。

 

 

「プール熱」はアデノウイルスが原因

プール熱の原因は「アデノウイルス」で、潜伏期間が2~14日間あります。

症状も風邪に近く、発熱が続くため、原因がわかりづらいこともあります。

ウチの息子も39℃くらいの熱が2~3日続き、病院に行ったのですが、アデノウイルス感染という診断は得られませんでした。

熱以外には目立った症状(せき、鼻水など)はなかったため、私も嫁も「風邪だろう」とタカをくくっておりましたが、何日も高熱が続く様子は見ていてかわいそうでした。

高熱が続くようならアデノウイルスを疑ってみる必要があります。

 

病院でアデノウイルスと診断されなかったのはおそらくアデノウイルスかも、と疑わなかった医師のせいですが、もしその時私たち親がアデノウイルスの存在を知っていて、一言「先生、プール熱じゃないですか?」と言っていれば、アデノウイルスの感染の有無をチェックしてもらえたでしょう。

 

小学生くらいのお子さんがいる親にはぜひ「プール熱」の存在を知っておいてほしいです。 

 

 

 

「プール熱」(アデノウイルス)の対処法

で、ここがいちばんの知りたいところですが、アデノウイルスに感染し、発症した場合どうすればいいのか。

 

実はアデノウイルスに対する特効薬はありません。

 

つまり、アデノウイルスそのものを取り除く方法は今のところありません。

 

なので、対処療法でアデノウイルスがなくなるのを待つしかないのです。

 

熱があまりに高く、長期間続くようなら解熱剤を。

眼の症状がひどければ目薬を。

 

といったように、それぞれの症状がひどくて苦しそうしんどそうなら、それに対しての対処薬を使うしか方法はありません。

 

ただ、のどの痛みや食欲不振があるため、あまり飲食をしたがりません。

つまり脱水症状になりやすいのです。

前述のようにアデノウイルスは別名「プール熱」と呼ばれるくらいなので、主なりゅこう時期は夏です。

夏に高熱でぐったりして部屋で寝て休んであまり水分をとらない、となると熱中症一直線です。

なので意識させて水分を取らせることが重要です。

 

 

ウチの息子もあまり食べたがらない飲みたがらなかったので、意識して水分を摂らせました。

 

というわけで、お父さんの夏休みはずっと家で過ごしました

あーあ。

せっかくあれもこれもと計画していたのにね。

残念だったね。

来年は楽しく遊ぼうね。

 

まあお父さんはゆっくり休めたから

身体は元気になったけど、ココロが元気なくなっちゃったよ。

 

 

 

おしまい

なりたいお父さんランキング 2位は「トトロ」さつきとメイのお父さん 1位は?

小学生の子供を持つ父親が「こういうお父さんになりたい」と思っている父親像は?

 

ブログメディアを発信するむーさんの調査によると、1位は「ふしぎな島のフローネ」のお父さん「エルンスト・ロビンソン(45)」、2位は「となりのトトロ」のさつきとメイのお父さん「草壁タツオ(32)」であることがわかった。

 

調査は2018年9月にインターネット上で実施されず、小学生の子供を持つ45歳の男性1人から有効回答を得た。

 

むーさんは「父親が職場のプレッシャーやストレスなどで家に帰ってから些細なことで子供を叱ってしまうため、『怒らない父親』『器が大きい父親』がランキング上位にきている」と調査結果を分析している。

 

過去の調査では「木村拓哉(45)」や「福山雅治」など「理想の父親像」からかけ離れた人物、むしろ父親像ではなく、「理想の容姿」がランキング上位だったため、今年になって急速に「器の大きい父親像」が求められている傾向が浮き彫りになった。

 

「やっとアンケートの趣旨を理解してもらえるようになった」とむーさんは答えている。

 

 

 

 

無人島で頼りになるなんでも知っているフローネ父「エルンスト」

「ふしぎな島のフローネ」のお父さん「エルンスト・ロビンソン(45)」がランキングトップを獲得したことを意外に思う人も多いだろう。

そもそも「だれ?そいつ??」という人が大半なのではないだろうか。

 

 

「エルンスト・ロビンソン」とは?

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「エルンスト・ロビンソン(45・当時)」

出典:http://hagi0002.blog31.fc2.com/blog-entry-1045.html

 

エルンスト・ロビンソンはスイスのベルンで開業医を営む医師。

妻アンナ(37)、長男フランツ(18)、長女フローネ(11)、次男ジャック(4)の5人家族。(年齢はいずれも筆者の記憶による)

ベルンで代々医者の家系に生まれ、自身も開業医として不自由のない生活を送っていたが、オーストラリアに住む友人より「医師が足りないから来てくれないか」と打診を受け、一家でオーストラリアへの移住を決意。

ベルンを発ち、イギリス・リヴァプールから大型の帆船に乗り換え、アフリカのダーバンを経由して間もなく新天地オーストラリア到着、というところで船が嵐にあい座礁。一家は無事全員生き残ったものの近くの無人島での生活を余儀なくされる。

 

ここでエルンストはものすごい活躍を見せる。

 

木の上に家を建てたり、ろうそくを作ったり、さとうきびから砂糖も作るし、塩田作って塩も作るし、丸太を彫ってカヌーも作るし、と医師とは思えない博識と技術力を披露するのである。一回見てみ。すごいから。

 

 

とにかくなんでも知ってるし、ないものは作る。

もちろんそこもものすごくすごい父親ポイントなのだが、

なんせこの人全く怒らないのである。

 

フローネはいたずらばかりでほぼほぼ全く言うことを聞かない。

そのために蛇に襲われそうになったり、沖に流されそうになったりと、マジで命の危険にさらされることもしばしば。

ちゃんとお父さんお母さんの言いつけを守ってさえいれば命の危険に会うことはないのだが、結果かなりあぶない状況に遭遇して九死に一生を得ても、このお父さん・エルンスト45歳は怒らないのである。あくまで冷静。すごい。そして私と同い年。

 

私なら「おまえ、死ぬとこだったじゃねえか!死にてえのか!言うこと聞けや!」

とヤカラ化してしまうこと間違いなしなのだが、なんせ怒らない。何度も言うが怒らない。

 

なんなら笑っているのである。

 

「はっはっは。こういう時だからこそ、われわれはフローネを見習わなくちゃいけないな」

 

とか言って。

 

つまり、厳しい時だからこそ楽しく生きる心を持った方がいいなあ、ということ。

 

すごい。

 

 

 

 そして第2位はさつきとメイのお父さん、草壁タツオ。

 お母さんが入院して自分も勤めてるのにワンオペで育児する「草壁タツオ」

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草壁・・・じゃなかった、堀越二郎だこれ

出典:https://ameblo.jp/dio168/entry-11603209360.html

 

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こっちでした。草壁タツオ(32・当時)

出典:#草壁タツオ Instagram tag - instahu.com

 

こちらはご存じ、ジブリ映画「となりのトトロ」に出てくる、さつきとメイのお父さんです。

詳細はいいでしょう。知らない方がわるい。

 

この人もとにかく怒らない。

 

引っ越してきて柱揺らして壊そうもんなら私ならこう言う。

「こら!借りてるんだから壊すな!」

 

真っ黒な足で廊下歩こうもんなら私ならこう言う。

「おい!おまえら自分で拭いとけよ!」

 

蚊帳を張るときに上に載ろうもんなら私ならこう言う。

「じゃあおまえら自分で張れよ」

 

あるいはこう言う。

「蚊に刺されてかゆいのはおまえらだからな。おとうさんはかゆくないんだからな」

 

 

まあなんて最低な父親。いなくなってしまえばいいのに。

 

草壁は違います。タツオは違う。

 

いつも笑顔です。

 

「はははは」とかいってます。のんびり屋さん。

 

 

「ああいうお父さんがいい」と嫁に言ってみたところ

いいなあ、こんなお父さんになりたい。

と思い嫁に言ってみたところ

 

「できるもんならそうしてください」

 

と言われました。

 

まあその通りです。

 

 

 

 

おしまい

 

みんな急げ!9月7日ケンタッキーが無料でチキン配ってるぞ

「ケンタッキーフライドチキン」でオリジナルチキン1ピース無料

 

ケンタッキーフライドチキンの創業者「カーネル・サンダース」の誕生日9月9日に合わせてキャンペーンが実施される。

本日9月7日から3日間限定で「オリジナルチキン1ピース無料券」を配布するというものだ。

文字通りこの無料券を持っていけばKFCのオリジナルチキン1ピースがもらえるのである。

 

「オリジナルチキン1ピース無料券」を入手するには

クーポンの入手方法は2通り。

配布しているチラシ、そしてKFC公式アプリでも入手できる。

 

ケンタッキーフライドチキン公式アプリはこちら

ケンタッキーフライドチキン 公式アプリ

ケンタッキーフライドチキン 公式アプリ

  • Kentucky Fried Chicken Japan LTD
  • フード/ドリンク
  • 無料

 

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 こうしてクーポンゲット。

 

「ねえ、今日ケンタッキーにしない?」BY高畑充希

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出典:https://tv-rider.jp/column/2633#%2

すげえな、この画像。

 

というわけで、クーポンゲットしてチキンをもらおう。

 

 

おしまい

「台風直撃で休校にします」学生の想いが届いた結果か

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非常に強い台風が近づいています。

2018年は7月に台風の被害が甚大だったこともあり、

学校は早々に休校を決定しました。

 

めったにないですよね。こんなこと。

 

私はこの台風は「夏休み明けに学校に行きたくない生徒たちの呪い」が呼び込んだと考えています。

 

学生の自殺は夏休み明けに多い

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学生の自殺は夏休み明けに多いようです。

 

「自殺するほど学校に行くのがイヤ」ってことです。

 

それくらいの強い思いがあれば

台風くらい発生させることは可能なのではないでしょうか?

 

「あなたの『行きたくない』パワーすごいね」

おそらく昨日から今日にかけて

子供に「行きたくないパワーすごすぎて台風呼んじゃったね」

というような言葉が全国で、特に西日本でとびかったのではないでしょうか。

 

私もそうでしたが

ウチの息子も夏休み明けは学校にいきたくなさそうでした。

口には出しませんでしたが。

 

学校なんか行かなくたっていい

本当の意味で死んでしまうほど行きたくないのなら

学校なんて行かなくていいです。

会社だって行かなくていい。

 

行くくらいだったら死ぬ、というほど

行かなくてはいけないところってないです。

 

始業式は行かざるを得ませんでしたが

次の日休みになってみんなよかったね。

 

お父さんは今日もブラック企業に出勤です。ちーん。

 

おしまい

 

 

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